オタク日記

(Mac と Linux)

目次

2013-06-29 (Sat): Django 版 DMS 再訪(その 1)
2013-06-22 (Sat): Emacs の Unicode 表示に問題
2013-06-02 (Sun): HTTP サーバだって難しい
2013-05-29 (Wed): お願いしますよ、IEEE さん
2013-05-26 (Sun): このサイトを HTML5 に
2013-05-19 (Sun): MacPorts と Python-2.7.5
2013-05-12 (Sun): AquaSKK-4.2
2013-05-11 (Sat): Emacs と Wanderlust
2013-04-25 (Thu): 多事多難(その 2)
2013-04-10 (Wed): 多事多難
2013-04-06 (Sat): MacPro フリーズ

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2013-06-29 (Sat): Django 版 DMS 再訪(その 1)

何しろ作ったのが大昔(Python-2.4.x と Django-1.0 の時代)。 どうせなら Django-1.5 まで待って Python-3.x で動かせたい、 なんていう判断ミス(先送り)を重ねた結果、 作業を再開した頃にはピクッとも動かなくなっていた…… なんと、開発用サーバを起動する事さえできない。

試行錯誤の途中では「これはもう一から書いた方が早いかな」なんて、 いつもの浮気心が湧いたが、かろうじてこれを押えてデバッグを継続。 その結果

苦節三日間、(mailmessage や pdf 化等を除き) ようやく動くようになった。 これを、waremo.com 向けに変更するのは、簡単で楽しい筈…… :-p

2013-06-22 (Sat): Emacs の Unicode 表示に問題

Emacs.app や EmacsMac.app には、もう大きい問題は無いだろうと思っていたのだが……

EmacsMac.app のフォントが突然ゴシックに変り、 しかも、所々太字になる、なんて事が起きた。 (あんまり慌ててしまったせいで、スクリーンショットを取るのを忘れた。) Emacs.app から EmacsMac.app に移る時に、font-rescale が効かなくて、フォントの扱いがなんだか怪しいな、とは思っていたが、 こんな大問題が隠れていようとは……

しかし、慌て騒がず、又 Emacs.app に戻った。最初 EmacsMac.app を試してみようと思ったのは、フォントが綺麗なような気がしたから。 これは、どうやら、(setq face-font-rescale-alist '(("^-apple-hiragino.*" . 1.10))) が効かないせいで、日本語が少し小さく表示され、 行間が広くなっていたから、のようだ。漢字フォントそのものは、当然の事ながら 少し大きく(現在は 1.1 倍)にした方がキレイなので、それはそのままで、行間 (line-space) を 4pt から 6pt に増やしてみた。これは正解だったようで、より快適になった。

「やっぱり頼るべきは古い友人だよなぁ」など嘯きながら暫く使っていたのだが、 しかし、こっちも完全ではなかった。 鷗外さんの正字正假名の文章を入力していて気がついたのだが、 何故か、表示できない漢字が有る。 下の図のように、「𠀋」他の漢字が表示されない。

Some Kanjis missing
SKK の候補が幾つか表示されない
Some Kanjis missing
EmacsMac.app なら大丈夫

これはたまたま見付けた時の状況を現わしているだけで、 たとえばここで「S」を選んでも、(挿入はされるが)表示されない。 つまり、普通のファイルでも問題が出る。 「𠀋」は JIS 第三水準の漢字であるが、第三水準だから、 という訣ではなく、 むしろ表示されない文字の方が例外。正常に表示される漢字の方が圧倒的に多い。 (1面14区の文字で表示されないのは、「𠀋」だけ。)

原因・理由については、想像もつかないが、 試しにその 14区の2〜10点の漢字の Unicode と UTF-8 を見てみると、

fukuda@quadra:~% python
Python 2.7.5 (default, May 20 2013, 11:12:45) 
[GCC 4.2.1 Compatible Apple Clang 3.0 (tags/Apple/clang-211.10.1)] on darwin
Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information.
>>> print lines[16]
俱 𠀋 㐂 丨 丯 丰 亍 仡 份
>>> lines[16]
'\xe4\xbf\xb1 \xf0\xa0\x80\x8b \xe3\x90\x82 \xe4\xb8\xa8 \xe4\xb8\xaf \xe4\xb8\xb0 \xe4\xba\x8d \xe4\xbb\xa1 \xe4\xbb\xbd\n'
>>> lines[16].decode('utf-8')
u'\u4ff1 \U0002000b \u3402 \u4e28 \u4e2f \u4e30 \u4e8d \u4ee1 \u4efd\n'
>>> 
となっている。つまり、「𠀋」だけ、Unicode の code point が、2 byte に収まらず、従って UTF-8 による encode の結果が 4 byte になっている……。だからどうした、と言われると困るが、Emacs.app が、このあたりを扱い損ねているのではないかな、と。

ちなみに、以前継続して使っていた Emacs for Mac OS X から取ってきた Emacs.app も、やはり同じ問題を持っている。

うーむ、EmacsMac も Emacs もフォントの扱いで「一長一短」という事か。


2013-06-02 (Sun): HTTP サーバだって難しい

現在の自宅サーバは ThinkPad X23 だが、その後継機は X200 と決まっていて、ずっと通電試験してきている…… 正確に言うと、単に放置している。 が、この間、一二度原因不明のリスタートをした事があり、 これを Mac-mini にしようか、とも思い始めた。

で、とりあえず Lion on MacPro に Apache2 (httpd) をインストールしてみた。 新しい自宅サーバ構築の練習と、My Home Page の確認・検証のため。これまでは MacPro では、Emacs から C-x, C-v で(つまり file://... で) ブラウザに表示させるだけ。その後の、cgi の確認、validator へのアクセスなどは皆 otacky.jp サーバでやっていた :-p)

インストール と 設定

大分前に、Lion 附属の Apache2 は使えなくしたので (これがいい加減だった事が今回大問題に……後述)迷う事なく MacPorts で、apache2 をインストールする。

fukuda@quadra:~% sudo port install apache2
fukuda@quadra:~% port installed apache2 
The following ports are currently installed:
  apache2 @2.2.24_0+preforkmpm (active)
/opt/local/apache2/conf/httpd.conf を編集して、次のように変更
# Listen 80
Listen 8080
    
#DocumentRoot "/opt/local/apache2/htdocs"
DocumentRoot "/Users/fukuda/public_html"
    
#<Directory "/opt/local/apache2/htdocs">
<Directory "/Users/fukuda/public_html">
    
     # Options Indexes FollowSymLinks
     Options Indexes FollowSymLinks +Includes
     XbitHack On

     #ScriptAlias /cgi-bin/ "/opt/local/apache2/cgi-bin/"
     ScriptAlias /cgi-bin/ "/Users/fukuda/cgi-bin/"

#<Directory "/opt/local/apache2/cgi-bin">
<Directory "/Users/fukuda/cgi-bin"> 
ここまでで、SSI (Sever Side Includes) を含めてきちんと動く。

File Permission

Counter 他の CGI を動かすには、

  1. CGI command (xxx.cgi 等) を otacky.jp:/var/www/cgi-bin から ~/cgi-bin/ 以下に rsync.
  2. CGI command の先頭行を #!/opt/local/bin/python に変更。これは、#!/bin/env python とすべきではない——CGI には PATH が正しく渡されない事があるので。 実際 Lion でこうやると /usr/bin/python が起動する。
  3. CGI command がアクセスするデータファイルの owner を fukuda:_www に変更(そうなってなければ)
これで、CGI が動くようになる。

外からのアクセスを許す

最後のツメとしては、各ページから Validator をアイコンのクリックで起動したいが、これがなかなか大変。 www.otacky.jp の稼動と干渉せず、かつ、validator site からのアクセスを許さなければならない。かなり悩んだが、結局

  1. httpd.conf で、8080 ポートを Listen するように設定 ("Listen 8080")
  2. Router で「アドレス変換」を設定して、8080 の port number のパケットは、全て 192.168.0.2:8080 へ forward するように変更
  3. DynDNS へ行って、quadra.otacky.jp の CNAME レコードを作製。

以上の設定の後、browser から http://quadra.otacky.jp:8080 へアクセスする事でページを確認する事ができ、さらに、HTML, CSS のアイコンをクリックする事で、これらの認証が可能になった。

Validation results from Quadra
Quadra から validation を完了したところ

ミステリーと「何だかなぁ」

Linux から OSX に変ったからなのか、apache が新しくなったせいなのか未詳であるが、かなり悩まされた事がいくつか有る。

どこで強制しているのか分らないが、httpd process の user は、 httpd.conf の指定にかかわりなく、_www 固定。 つまり、CGI command も、その権限でファイルにアクセスするから、 ファイルは _www group に対して writable でなければならない。

どうやら、/usr/local/apache2/bin/httpd が、ずっと spawn され続けていたようだ。設定ファイルを壊していたので、 起動されては、すぐ exit する、をずっと繰返していた事になる。 すぐに exit するので、ps ax にも、Activity Monitor にも表示されない。/var/logs/syslog を眺めていて初めて何か怪しいと気がついた。 なかなか殺す事ができず悩んだが、結局

fukuda@quadra:~% sudo launchctl unload -w \
    /System/Library/LaunchDaemons/org.apache.httpd.plist    
とするしかなかった。というか、 ちゃんとこれをやらずに殺したつもりになっていたので、 Lion の再起動の度に、この「再起動 ⇒ ストップ」のデッドループに陥ったのだろう。

2013-05-29 (Wed): お願いしますよ IEEE さん

少し前にメールに問題が出て、その後何となく直った、という事が有った。 その時も「何となく」というのがちょっと心配だったが、 案の定、二三週間くらい前からまた出はじめた。

自分 (xxxx@computer.org) 宛てに出す Email が受け取りを拒否されて return mail が帰って来る、のが先の問題の症状だったが、 今回はそれに加えて、自分の ML から配送されるメッセージが自分宛のだけ配送されない、 という情け無い状態が加わった。 ML (Mailman) は固より維持がとても難しいという事もあり、 なんだかもう諦めムードさえ漂う展開……

が、体調を崩して外出をとりやめる、という事があり、 それではと「追及」を始めた…… たまたま、非常に短かい本文が確実に問題を起す、という事を見出して、 Posting server と、destination を色々に組合せて実験してみた結果、 So-net の SMTP server (smtp.so-net.ne.jp) と IEEE の fowarder の間だけで問題が発生する事が解った。 つまり、テスト用のメールの問題と、ML の問題は同根である訣だ。(ML の「送信」も、Postfix の relay 機能を使って、 mail.so-net.ne.jp へ転送している。)

実際、件のエラーメッセージ

... while talking to computer.org.s9a1.psmtp.com.:
>>> DATA
<<< 554 5.7.1 Message rejected because of unacceptable content.  For
    help, please quote incident ID 0MJEzkEji. 
は、computer.org.s9a1.psmtp.com がメッセージをスパムと看做している、という事。 (しかし、他のサーバ (gmail.com, mac.com) から computer.org に送るとこうならない— 上の「組み合わせで起きる」というのはそういう意味。)

ならば so-net.ne.jp のサーバを使わないようにすれば良い筈、 という事で smtp.gmail.com を試してみたが、これはどうしても Wanderlust から使うようにできなかった。(Apple Mail.app は、これを使って事も無げに post できているのに。)

;; ~/.wl
;;; for gmail.com
;; (setq ssl-program-name "openssl s_client -ssl2 -connect %s:%p")
(setq wl-smtp-posting-server "smtp.gmail.com") 
(setq wl-smtp-posting-user "fukudataka@gmail.com")
(setq wl-smtp-posting-port 587)
(setq wl-smtp-authenticate-type "login")
;; (setq wl-smtp-connection-type 'starttls)
;; (setq wl-message-id-domain "smtp.gmail.com") 
なんて事を色々やってみたが、全々駄目。

IEEE の forwarder の方を何とかしてもらおうとメールを書いたが、 案の定返事は無い。で、IEEE のサイトへ行ってみたが、そこで驚きの発見——何でも、5/15 から alias service は順次 GoogleApps@IEEE に置き換えるんだとか。 「そんな事聞いてないぞ」と思う一方で、gmail のフィルタ機能が使えるなら、それも良いかな……なんて能天気な事も考えたが、 ふと思いついて、先のエラーメッセージにある、forwarder のサイトを dig してみると、何とこれは Google の Postini service のサーバではないか。つまり、computer.org のサイトはとっくに GoogleApps に移行が完了しており、 このところの微妙な不具合は、その移行(による filter)のせい、という事になる。 Forwarder に元から有るスパムフィルタは疾うの昔に切ってあったが、 成程、それでスパムフィルタが復活したのか……。それで色々な事に説明がつく。 例えば、単に本文だけでなく、posting server の IP アドレスも加味するだろうから、posting server が異なれば同じ本文でも通る場合も有れば弾かれる場合も有る、云々。

余りにもユーザをないがしろにするので(今回が典型)IEEE の alias サービス (computer.org) はもう諦めて、新会社の mail account を google に作って、そちらに統一しようかと思っていたが、こうなると computer.org もやめる理由が無くなる訣だ。Google の posting server を使えるようになれば、今の困難も緩和されるだろうし……(本当か?)

それにしても IEEE さん、お願いしますよ。(本当に疲れた!)


2013-05-26 (Sun): このサイトを HTML5 に

われもかう通信にも書いたが、 半年前に広げた大風呂敷はどれもそのままでは実現できそうにもない。 なので、このところはひたすら要求仕様の見直し(つまり大幅引き下げ)に勤しんでいる。 で、今やこれまで「楽勝」と思っていた分野(自宅サーバ) まで怪しくなってきた。 このうち、メールシステムの方も心配だが、そっちはかなり大変なので、 とりあえず面白そうな方、つまり HTTP server から。

アクセス・カウンタ

最初に自宅サーバを立ち上げた頃、Python で CGI を書きはじめたらこれが結構面白くて、プロ野球の試合結果の日報を表示したり、 天気予報を表示したりもしてみた。 その流れで、アクセスカウンタにも凝りに凝って、 顧客ごとのページアクセスを記録するところまで行った :-)。 しかし、当然ながら、そんなものを解析している暇はなくて、 作っただけですぐ放置……。上記の CGI もそのうちに止めたが、 カウンタだけは消してしまう訣にはいかず、 また容易に動作を軽くする事が難しくて、 現在のところ、各ページを表示する際の一番の「重し」だった。

なので、これをシンプルにする事から始めた。

  1. 「顧客管理」をやめる: Cookie と対にしてページアクセスの履歴を残す、なんて事をやめてしまった。 おかげで、20MB もある shelve ファイル開いて云々という処理と Cookie の処理を端折る事ができ、 処理時間を大幅に短縮する事ができた。
  2. ログファイルを縮小: 30MB 近くにもなっていた count.stat ファイルを、最近 6ヶ月を残して切り離した。 これで、このファイルへのアクセスに要する時間を、0.6 秒程度から、 0.08 秒へ短縮できた。
  3. Python を 2.7 に: 上記のように shelve を止めたお陰で、使う Python を -2.7.3 にできた。 このため datetime モジュールをできるだけ使って時間、時刻の処理を簡素化。 (time.time() だけは、datetime モジュールの中だけで作れなかった。) また、format(count, ',d') などとして、 3桁づつコンマを入れる表記を簡素化してみた。(これで、 日毎のアクセスが 1,000 を超えても、また積算アクセス数が 1,000,000 を超えても余裕で対応できる ;-)
  4. 全てのページが呼ぶカウンタを統一: 上の簡素化により、 index.html とその他のページでカウンタを区別する必要がなくなり、新しい counter5.cgi に統一できた。
自分でもちょっと偏執的 :-) と思っていた「顧客管理」を諦めたら、 一気に簡素化が進み、 今や各ページのへのアクセスはかなり軽くなったのではないかと思う。

HTML5

HTML4.01 と CSS 2.1 で十分満足しているのだが、敢えて言うなら、

  1. 日本語の場合だけ、 ソースの改行を半角スペースに置き換える処理を抑制して欲しい。
  2. ルビをもっと細かく制御したい。少くとも、 ルビの有る行だけ行間隔が変わるのは何とかして欲しい。
  3. もっと簡便に <ol> の番号を途中から始められるようにして欲しい。
  4. box model はワケワカ。何とかしてくれえ。 (半分くらいはブラウザ側の対応の不統一のせいだろうが。)
  5. 図や表のキャプションをもっとスマートにを付けたい。
等の不満は有った。

当然、HTML5 にはこれらの解決を期待したが、 まず、この 1. と 2. は(要望としては一番切実なのだが)進展無しのように見える。 (2. は「Firefox ではまだ」と言うべきかも。) 上記 3. 以下については改善されているようだが、実際に使ってみていない。

早速、本サイトの index.htmlwaremokau-2013Q2.html(つまり、このページ) を、HTML5 にしてみた。 とは言うものの、実際に変更が必要だったのは、

<!DOCTYPE html>
    <html lang="ja">
とした他は、<table width="100%" class="menu">width を取って、CSS に回したのと、<a name="xxx">nameid に変えたくらい。 これだけで、W3C の Validator をあっさり通ってしまった。 (実は、このページの末尾の Validator アイコンは、W3C 純正のものではなく、 どこかから拾ってきたもの。)

通ったとは言え warning が残っている。しかし、ひとつは validator が validator.nu というサイトのを借りてきているものであること、もう一つは、正字が Unicode ではどうこう、というもので(これは validator のバグかも)本質的ではなかろう。

実際の表示にも殆ど差がない。MacOS X では、Firefox, Chrome, Safari で、また Windows 8 では、Firefox, IE, Safari で確認した。(つまり、Win8 の Firefox は、ヒラギノのレンダリングが酷いまま、という事。)


2013-05-19 (Sun): MacPorts と Python-2.7.5

またぞろ MacPorts がぐずり出した。MacBook Pro (10.8) では OK なのに、Mac Pro (10.7) は、
sudo port selfupdate
sudo port upgrade outdated
だけではすんなり行かない事が多くなった。

「そもそもソースが見付からない」なんて理由の事も多いが、 こういうのは、しばらく放っておいてから、 % sudo port clean xxxx を実行して、上をやるとうまく行く(事が多い)。

そこでジタバタして、妙なオプションを付けて、 無理矢理インストールを成功させると、その場はよくても後が大変。

cairo/ppl

今回は、cairo と ppl で躓いてしまい、相当四苦八苦したが、 どうやら原因は、Xft2 が Xft2@2.3.1_0+universal でなく Xft2@2.3.1_0 だった事らしい。 しかも、+universal を外して、無理矢理入れた事を憶えている。 (なんで入ってしまったのか不思議ではあるが。)
sudo port install Xft2@+quartz+universal 
として元に戻したが、 たったこれだけで、pango 他がきちんと upgrade された。

pango は毎度悩みの種なんだけど、wine や gnuplot がこれに依存しているので、消してしまう訣にもいかない。

Python-2.7.5

python27 が @2.7.5_0 となった。結局 Python-2.7.4 の MacPorts 版は出ないままだった。 キットがうまく行かずに結果的パスしたならともかく、 見落しや人手不足で出なかった、というのでは悲しいなあ。

Python33 もちょっと心配なり。2.7.5 と同時に 3.3.2 も出ているのに、一向にその MacPorts が出てこない。 (こっちは待ち侘びている訣ではないが。)

Wine

wine-devel @1.5.30_1 となった。 現在の最新の LTspice-4.19c を立ち上げると、盛大にエラーが出るようになった。
fukuda@quadra:~% wine /Users/fukuda/.wine/drive_c/Program\ Files/LTC/LTspiceIV/scad3.exe 
2013-05-20 14:58:59.833 wine[17128:107] Warning - conversion from 64 bit to 32 bit integral value requested within NSPortCoder, but the 64 bit value 9223372036854775807 cannot be represented by a 32 bit value
2013-05-20 14:58:59.834 wine[17128:107] Warning - conversion from 64 bit to 32 bit integral value requested within NSPortCoder, but the 64 bit value 9223372036854775807 cannot be represented by a 32 bit value
    …… 
とりあえず LTspice は動いているようだが、simulator に 64/32 bit がらみのエラーというのは気色悪い。

2013-05-12 (Sun): AquaSKK-4.2

本日、AquaSKK-4.2 がリリースされたので、 早速インストールしてみた。とりあえず問題無く動いているようだ。 RC6 まで、殆んど漏れなくフォローして来たので、 どこが新しくなったのか忘れてしまった、という憾みはあるが、 とにかく目出度い。

RC から現行リリースまでを通しての感想(殆どの場合 Lion と Mountain Lion に共通):

歴史的假名遣いや、記号類(括弧、疑問符)の扱いを、Emacs の DDSKK と揃えるため、 /Library/Input Methods/AquaSKK.app/Contents/Resources の下の kana-rule.conf を、original との差分が

217c217
< wi,ゐ,ヰ,イ
---
> wi,うぃ,ウィ,ウィ
219c219
< we,ゑ,ヱ,エ
---
> we,うぇ,ウェ,ウェ
275,278c275
< (,(,(,(
< ),),),)
< !,!,!,!
< ?,?,?,?
---
> 
となるように変更。また、Terminal.app で、C-; でも「ひらかなモード」に入れるように、keymap.conf を次のように変更:
9c9
< SKK_JMODE		ctrl::;||ctrl::j
---
> SKK_JMODE		ctrl::j 
以上で、とても便利に使えている。作者の方には本当に感謝の念に堪えない。

2013-05-11 (Sat): Emacs と Wanderlust

Skype (続き、おまけ)

MacOSX (-10.7.5) でも、10.8.3 と同様に、6.3.0.602 に上げた。それを使っての TV 会議はまだ二度程しかやってないが、その際 Desktop 共有なんて事をやっても大丈夫だったので(内心ヒヤヒヤものだったが)、 これで完全に直ったのではないだろうか。

ちなみに Skype は、ちょっと前に MS の傘下に入ったのだった。 (忘れていた。) UI が妙に重複して解り難くなっている事とか、今回の OS フリーズとか、「やっぱりな」と思うのは、私の偏見だろう、多分。

Emacs.app vs EmacsMac.app

EmacsMac.app が @4.1_0 に上がって、Term がらみの問題は無くなり、一方で、 Emacs.app の方に gnutls 関連の Error が出るようになったので、 このところ前者を使っている。

漢字フォントのサイズが違って見えるのは、結局、EmacsMac.app が

(setq face-font-rescale-alist '(("^-apple-hiragino.*" . 1.1))) 
を理解できない事によるらしい。 これだと漢字のレンダリングが若干見難くなるので、default font のサイズを 18 pt から 19 pt にしてみた。
(set-face-attribute 'default nil
                     :family "Lucida Fax"
                     :height 190) 
しかし、見栄えに然程影響は無いようなので、また元に戻した。 ("Lucida Fax" は、純正ではなく「Lucida Fax 改」のこと。)

Wanderlust

少し前から、DDSKK と Wanderlust は、git でインストールするようにしている。(lookup と python-mode はまだ。) gmail や Soft Bank のメールを、Wanderlust と Apple Mail の両方か読めるようにしてから、なかなか快適だが、 不具合も出てきた。

まず、上述のように gnutls.c error が出るようになって、EmacsMac.app (emacs-mac-app@4.1_0) に移行した。取り敢えず、これでこの error は克服できた。(今、確認したら emacs-app@24.3_1 でも、gnutls error は出ない。何が変ったんやろ。)

一応はこれで問題解決であるが、 一方 MacBook Air (Mountain Lion) の上で Wanderlust が全く動かなくなってしまった。こっちの方は「大問題」である。 無事立ち上がりはするのだが、Folders pane で、アカウントにアクセスしようとすると、Emacs がフリーズする。 殺すには Force Quit が必要。 -nw option をつけて、ターミナルで Emacs を起動すると、 "segmentation fault" となる。debug-on-error は効かない。

悲しい事に、MacPorts の Emacs.app と EmacsMac.app、 および昔使っていた、Emacs for Mac OS Xからの binary でも同様。また、apel から wanderlust までを、若干古いものにしてみたが、改善されず。

少し前まで、Lion 上と同様、問題無く動いていたので、 理由がまったく分らない。まさか、MS Office for Mac (特に Access) をインストールしたせい、ではないよな。

現状、MBA でメールを読むには、Apple Mail を使うしかない状態となっている。 (まあ、そんな機会は滅多に無いが。)


2013-04-25 (Thu): 多事多難(その 2)

Skype (続き)

Skype を 6.0.0.2946 に down-grade してから、TV 会議(死語?)を数度やったが、 いずれの場合も MacOSX (-10.7.5) のフリーズは起きなかった。「相手のビデオ画像を常に front に」という新機能がフリーズの原因では、と想像していたが、 その機能は既にこの旧版にも有った。あと、問題の 6.3.0.582 より新しい 6.3.0.602 が最近出て Mountain Lion では既にそれに上げたが、Lion ではまだ試していない(ちょっと試すには OS フリーズは怖すぎるだろ。)

お願いしますよ、So-net さん(続き)

「もう止める潮時か」なんて書いたせいか(まさかね)、 件の return mail の件で、何と So-net のエンジニアの方が電話を掛けてきて下さった。 ちょっと感激したが、それも束の間の事。話しているうちに、 どうやら、return mail が、So-net の件の SMTP server から帰ってきているという事を理解してない事が解ってきた。 というか、 せっかく送った「エラーを再現できるメール」を試してもいない…… 悲しい。

こちらではもう再現されなくなってしまったので、件の server を「指定」して確認して欲しかったのだが、 説明するのが面倒臭くなって依頼するのを止めてしまった。

さあて、どうするかなぁ。So-net を止めてしまうか、自前の mail system を諦めるか。少し前なら、後の方は問題外だったが、 Wanderlust で gmail を読めるようにして使い始めてみたら、 スパムの心配をしなくて良い事に気がついて(その良さを実感して) 気持が揺らいでいる。

Emacs.app と EmacsMac.app(続き)

EmacsMac.app の Term には、長い command 行が乱れてしまう、という問題が有って、 暫く前に Emacs.app に戻ったのだった。その後二週間程経つが、 Emacs.app (-24.3_1) は極めて順調。DDSKK, Wanderlust, flim, w3m 等も github の最新版にしたが、問題無く動いている。 まあ、敢えて「気掛り」を挙げれば、python-mode の最新版 (-6.1.1) をまだ動かすようにできないでいる事、くらいかな。 とりあえず Emacs の packages でインストールされる古いバージョン (-6.0.10) を使っているが、これでもまあ問題は無い。(なら、いっその事、python.el に してしまうか?)
2013-04-29 (Mon): MacPorts の EmacsMac.app が @4.1_0 に上がった。 件の「Term で長いコマンド行が乱れる」という問題は直っているようだ。

MS Office for Mac

必要に迫られて……というより、Amazon でダウンロードできて、しかも格安 (12,500 円)なので、ついつい……。

使ってみたら、なかなか悪くない。互換性は、Office-2007 on Win8 より良い。 (というか、互換性を云々する相手も MS Office for Mac なので、当り前と言えば、あたり前か。)

しかし、MS 製品が私にそんなに優しい訣がない……。 インストールは結構大変だった。まず、Firefox はとっくに Quit してあるのに、 「Firefox が殺せないので Retry しろ」と言い続ける。なんだか大昔の Floppy がらみの悲しい「押し問答」を思い出したよ :-p。幸い(Amazon さんのおかげで)再ダウンロードは比較的易しくなっているので、 何度もパッケージのダウンロードからやりなおしてみたが、ダメ。 オチは「Flush Player の download pane が残っていたから、Firefox が生きていると判断された」という事らしい。しかし、それにしても、 何で Office のインストールに、Firefox が関係するんだ? IE にしろってか?

同様の問題は、同アプリを MBA にインストールする時にも起きた。 今度は、Flush Player のアップデートなどやってないので、そのせいではない。 (ひょっとして、私の上の原因追及結果は間違っている? うっかり出先で、ダウンロードを始めてしまい、それに一時間以上もかかって、 一旦中断したから、そのせいかも。)なので今回も自信がないが、 「ミソ」は、Donloader のダウンロード(これは Firefox でやるしかない)から、 インストール開始までの間に、(Installer に任せないで) きちんと Firefox を手で落す、という事らしい。ったくもう……。

Win8 on Fusion

相変わらず 1) McAfee がインストールできない、 2) 窓のドラッグがギクシャクする事を始め兎に角レスポンスが悪い、 3) Cygwin が動かない……等で、既にもう相当愛想が尽きかけているが、 MS Office ドキュメントの互換性チェックと、LTspiceIV の動作環境(のバックアップ)には必要かな、 と思ってまだ残してある。 (「あと彼の国のミサイル発射を妨害している、エライ」という事で、 大目に見ているという面も……:-p)

が、MacPort の Wine で LTspiceIV の最新版が常に問題無く動いてきていているので、 もう「そのための環境」のバックアップは必要ないようだし、 上記の Office for Mac がそこそこ使えそうなので、 やっぱり Win8 on Fusion はお払い箱かな。

Jailbreak

iPhone 4S (iOS 6.1.2) の tethering はとても順調。おかげで、MBA の電池が、もはや 1.5 - 2 時間くらいしか保たない事が解ってきた。 心配すべきは、iPhone ではなくて、MBA の方だった。 (「電池交換」はボラれるんだろうなぁ、さぞかし。)

一方、iOS 6.1.3 はよっぽど穴を上手く塞いだらしく、Evasi0n は今だにそれに対応できていない。待ち焦がれている人は多いようで、 何と 請願 (?petition) まで出る始末。 (しかし、そんなに大っぴらにやってええのか、Jailbreak :-) しかし、この 6 月の WWDC では iOS7 が出るらしいから、多分もう 6.1.3 に対応したバージョンは出ないだろう。

一方で、お金を払えば何とかなるらしい。 どうするかなあ。って、考えるまでもない、6.1.2 で暫く我慢して、Evasi0n を使い続けるべきだよね(私も大人になったなぁ。)


2013-04-10 (Wed): 多事多難

MacPro フリーズは Skype が犯人

「OS フリーズ」を一々日記に書くのも嫌味かなぁ、 とも思うが、まあ、滅多にない事なので。

どうやら原因がわかった。最新版の Skype (-6.3.0.582) でビデオ会議をやるとほぼ確実に固まる。 この最新版は非常に意欲的で、例えば、会議中に他のアプリにカーソルを移すと、 相手のビデオ画像の小さい画面が現われて、 他のウィンドウより手前に表示される。 ちょっと感動もんであるが、それで OS が固まるのでは洒落にもならん。

最初の自動インストールが、どうも怪しげだったので、 再インストールしてみたが、やっぱり同じ条件でフリーズする。 仕方ないので、OldApp から 6.0.0.2946 をダウンロードしてインストールした。 (ビデオ会議での動作は未確認。)

まだ 6.3.0.582 に上げてない方は、次が出るまで我慢した方が宜しいかと。

お願いしますよ So-net さん

So-net さんは、メールサーバなんぞ素人の触るもんじゃない、 とでも思っているのか、結構「ユーザ無視」をやってくれる。 かつてはなかなかユーザに優しかったのだが、 "Outbound Port25 Blocking" をユーザに無断で始めたあたりから、怪しくなってきた。

今回は、一昨日突然に So-net の SMTP posting サーバから、

----- The following addresses had permanent fatal errors -----
 <fukuda at computer.org>
 (reason: 554 5.7.1 Message rejected because of unacceptable content.
 For help, please quote incident ID 0aJlcTxxxx.) 
等という returned mail が来た。

「内容を受け容れられない」というメッセージを、ユーザである発信者に戻す、 ってのが凄い。まさか、とは思ったが、いろいろやってみて、 本当に内容に依存している事が解った……なんと、

> xxxxxx。。。
というパターンでエラーとするらしい。(xxxx は任意の文字列。)

ここまででも相当アレだが、これに続く「落ち」はもっと凄い。 というのも So-net さんに苦情を言おうと、そのサイトへ行ってみたが、 「パスワードが違う」と言われてサイトにログインできない。 これには焦った——かつてカミさんがパスワードを忘れた時 So-net さんは、紙の郵便ベースでしか password を教えてくれなかったのだった。 ともあれ、電話番号をなんとか探し出して ("well hidden secret!") 係のお嬢さんと直接お話できたのだが、 その中で無意味綴りの ID を示されて「これ何ですか」と訊くと「お客様の ID はこれに『自動』変更しました」と言われた! これには呆れた——電話してその事を聞かなければ、 自分のアカウントに永久にログインできなかった訣だ。 「窓口の人には文句を言わない」のを主義とする私も、 さすがに声が裏返ったよ。

ちなみに、メールサーバの件は結局埒が開かず、 エンジニアに事態の解明を依頼してくれる事になった。それに 1 週間程かかるんだとか。

もうそろそろ潮時かなぁ、So-net。

2013-04-12 (Fri): 今確認したら、件の問題(エラーメッセージ)は直っている。 が、当然ながら return mail が来ないので、どのサーバからポスティングされたのか解らない。 すなわち件のサーバが直っているかどうかは未詳な訣で、何とも不安な事である。

そう言えば、return mail を二通サポートに送ったのに、解析結果はおろか、 その「受取り」ももらってないな。ったくもう……

EmacsMac.app

MacPort で、Emacs.app, EmacsMac.app 両方が改訂されて、24.3_1 と 5.0_2 となった。 このところ EmacsMac.app の方を使ってきていたが、 最近になって Term で長い行を扱おうとすると表示が乱れる事が判った(5.0_1 でも同じ。)

これは辛いので、Emacs.app-24.3_1 へ移行。こちらは Term の行の乱れも無いし、24.3_0 の時のように、時々落ちる、という事もない。 なので一件落着なのだが、ちょっと、Emacs (の MacPort)への信頼が……

Django が 1.5 に

ようやく、MacPorts の Django が 1.5 になったと思ったら、 すぐに 1.5.1 に上り、Python33 も 3.3.1 となった。(Python27 は 2.7.3 のまま。)なんだか、急に賑やかになってきた。

少し前にぼちぼちと触り始めたものの、 どうしても滞りがちになっていたので、これを機会に馬力を、 と思ったが、いきなりブレーキがかかってしまった。 意外にも Unicode がらみの変更が面倒臭い事態を引き起こすようだ。 2to3 では、まだ encode(), decode(), unicode() 等をうまくやりくり :-p してくれない。 Python3.3 + Django-1.5 では、チュートリアルでいきなり引っ掛かるが、 その理由はこれ。

また、これらと直接には関係ないのだが、3.3 から、再度 u"あいうえお" という表示を許すようになって、 却って「面倒臭い」という印象が強まった。


2013-04-06 (Sat): MacPro フリーズ

Quadra (MacPro + OSX 10.7.5) がフリーズした。 理由はよく解らないが、Firefox のレスポンスがじわじわ遅くなった挙句の事だった。 キーボードはもとより、マウスクリックにも、ssh login にも一切応答しなくなり(マウスカーソルは動く)、main switch で落すしかなかった。

関係ありそうな直近の incident としては、

くらいかな。

この前 MacOSX が転けたのが何時だったか思い出せないくらいだが、 もはや Lion (10.7) はメンテナンスされてないようなので、 ちょっと嫌な感じがする。

とりあえず Disc Utilities で、Disk Verify と Permission Verify ⇒ Permission Repair をやって、また使い始める。(最後の Repair で完全には直らない事は先刻承知なので、気にしない事にする。)


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Taka Fukuda
Last modified: 2013-07-10 (Wed) 16:33:09 JST