オタク日記
(倉庫: 2003 年分)
目次
12/21/03 (Sun) ThinkPad X22 に Fedora を
11/29/03 (Sat) Fedora その後
11/16/03 (Sun) VMware on Fedora
11/8/03 (Sat) Fedora Core 1
11/7/03 (Fri) Red Hat, Fedora, Gentoo
11/2/03 (Sun) Multi PPPoE にはなったが…
11/1/03 (Sat) Fedora Core Test3 の ISO image は壊れている?
10/31/03 (Fri) TV Capture いよいよ難航
10/29/03 (Wed) Corega ルータの F/W をアップデート
10/18/03 (Sat) 焼いた CD から Severn のインストールに挑戦
9/29/03 (Mon) 自宅サーバのパーティションを弄る
8/23/03 (Sat) Video catpure に挑戦
8/10/03 (Sun) DVD-RAM をインストール
7/5/03 (Sat) RHL-9 その後
6/21/03 (Sat) RHL-9 に移行
6/7/03 (Sat) Xine を再インストール
6/1/03 (Wed) LCD モニタを DVI で接続
5/25/03 (Wed) このページの記事にコメントが付けられるようになった
5/21/03 (Wed) F/W のアップデートによる速度低下は仕様?
5/5/03 (Mon) Corega Router F/W のアップデート
5/3/03 (Sat) B Flet's での 5 週間
4/21/03 (Mon) アンチスパムシステム稼働開始
4/20/03 (Sun) 電源ファンを交換
4/19/03 (Sat) Myhome Server の電源ファンが止っている…
4/5/03 (Sat) RHL 9 への道は遠い…
3/29/03 (Sat) やっと Corega のルータが使えるようになった
3/22/03 (Sat) B Flet's 運用開始
3/10/03 (Mon) 一日のアクセスが 100 人を突破
3/8/03 (Sat) アップデート諸々
3/5/03 (Wed) Red Hat Network の正式会員に
2/1/03 (Sat) Namazu 再訪
1/31/03 (Fri) Flet's ADSL の障害で、接続が丸一日不安定に
1/28/03 (Tue) マイホームサーバへの接続が一時不通に
1/21/03 (Tue) Graphic Board 戻る
1/17/03 (Fri) ファンの厄年
1/13/03 (Mon) Mailman をインストール
12/21/03 (Sun) ThinkPad X22 に Fedora を
故あって、ThinkPad 240X から、X22 に乗り換えました。Linux にする事は大前提でしたが、どの distribuition にするか、ちょっと悩みました。でも、結局手許に(折角自分で焼いた) CD が有る、という薄弱な理由で Fedora にすることに。TP 240X + Vine は素晴らしく安定していた
このページにも書いたように、最初こそ、「X が満足に動かない」「音が鳴らない」「スリープしたら問題続出」 等の問題が有り、その解決には往生しましたが、これらを何とかクリアしてからは、ずっと安定して動くようになりました。実際、最後に reboot してみた時は、「HDD を 251 日間チェックしてないので、強制的にチェックする」 みたいなメッセージが出ました。 この間、一度もハング無しに動き続けたって事でしょうか。
買ったのは確か、1999 年の秋。もう、4 年あまりになる。 よくもまあ尽してくれたものです。H/W 的には、もうボロボロでしたが。(ベゼルは割れ、IrDA の窓は欠け、カードスロットの扉は外れてしまい、 キーボードのキートップはツルツルテカテカ。)
X22 に Fedora をインストール
今回、一番嬉しかったのは、あれ程いろいろやっても Linux では動かなかった IBM の portable CD-ROM が、Fedora で事もなげに動いた事。おかげで、Fedora のインストールは、格段に楽になりました。
-
しかし、最初はやはり ThinkPad 特有の問題が立ちはだかります。Disk to
Disk recovery なんてもののせいか、Fips
がちゃんと現行のパーティションを認識してくれない。仕方ないので、
FDISK で無理やりパーティションを切りました。
-
この時点で、Win2k 用の先頭のパーティションに、DtoD recovery
を試みる。途中何度も無事に reboot
できているのに、最後の(?)リブートで「ntoskrnl.exe
が無くなっているか壊れているのでブートできない」などと言って、
途中で止ってしまう。(それにしても、なんでディスクからの
recovery にこんなに時間がかかるの?)
-
とりあえず、recovery はあきらめて、Fedora のインストールを開始。
先にも書いたように、Portable CD-ROM からブートも転送も可能なので、
極普通にインストールできます。(boot
時、CD-ROM をインストールデバイスに選ぶには、F12 を叩きます。)
-
が、何故か、dbskkd-cdb のインストールのところで止ってしまう。
そこまでに、もう一時間近く経過していたので、あきらめ切れず、
何度もメディアの出し入れをしていると、最後に
CD-ROM
の記録面をパジャマの腹で拭ったのが効いたのか、インストールを再開してくれました。(ちなみに、myhome
server (desktop
PC) でメディアをチェックしてみたが、異常無し、と出ました。)
-
インストール時に grub を選択したら、以後、立ち上げ時に、fast
recovery を選択できないのですが、どうせ recovery しても Win2k
は boot
できないので、grub をインストールする事を選択。
以後は迷うような事もなく、インストールは完了。reboot したら、Fedora が無事立ち上りました。Video card, sound card の認識も自動でうまく行ったようです。PCM-CIA スロットも、CF card スロットも、Air-H" モデムを挿すだけで認識してくれました。 インストール後の設定についてはまた後程。
11/29/03 (Sat) Fedora その後
Fedora Core 1 をインストールして、はや 3 週間経ちました。追加の印象、設定、その他です。日本語環境
デフォルトの漢字コードが(より完全に?)UTF-8 になった事で、結構センセーションを巻き起しているようですが、 私の環境では殆んど、影響はありませんでした。 (主に使うアプリケーションが KTerm, XEmacs と Mozilla だけなんだから、当たり前と言えば当たり前か。)ただし、
- Man が Kterm 上で日本語 man page
を表示してくれないのにはちょっと閉口。Uxterm で、LC_ALL と LANG
を ja_JP.utf-8 に設定すると、読めるのですが、いかにも見すぼらしい。
何とか、KTerm
の上で読めないものかと、いろいろやってみましたが、
どうもうまく行かない。そこで、JM から、jman_pages-0.5-20031115.noarch.rpm
を取って来て、インストールしました。(jman_pages
のインストールの前に、/usr/bin/makewhatis から
/usr/sbin/makewhatis にリンクを張っておく必要あり。)
これで、LC_ALL = ja_JP.eucJP としておけば、kterm
上で日本語の man page を読む事ができます。
- Xchat が文字化けする。Xchat
からのメッセージの日本語も、自分のメッセージも skkinput
で入力できて、ちゃんと表示される。
が、相手のメッセージが文字化けし、
自分のメッセージも相手には読めないらしい。そもそも、chat
というものを、殆どやった事がない上に、
漢字コードをどう扱うのか分らないので、お手あげ状態。
Postfix-2.x
ML の配送が遅れている、との指摘を頂き、調べてみたら Fedora にした直後から、問題が起きている。(指摘されるまで、何故 log を見なかったのか…)普通のメールの送信には問題無いが、ML で多量のメッセージを送ろうとすると、
(Name service error for name=ba2.so-net.ne.jp type=MX: \ Host not found, try again) xxxx@ba2.so-net.ne.jp
と言われて、その結果、殆んどのメッセージが queue に滞留する。原因がよく分らず、RHL-9 に戻す事も考えたが、Postfix Users ML で質問したら、なんと作者の Wietse Venema (wietse@porcupine.org) から回答を頂き、それを hint にして、ようやく解決できた。原因は、
-
Postfix-2.x (Fedora Core 1) になって、1.x よりコネクションタイムアウトが短かく設定されている。
-
Corega ルータの DNS Cache? は応答が遅く、続け様に要求が来ると間に合わなくなる。
で、対策は、
-
/etc/resolv.conf に ISP の DNS サーバのアドレスを書く。
でした。注意すべきは、これが、/var/spool/postfix/etc/resolv.conf ではない、という事。Postfix-2.x になってこの後者のファイルは参照しないようです。 (おかげで、時間を無駄にしてしまいました。)
DNS server
上の ML の配送の遅れの対策の一つとして cache server を動かせはじめました。たしかに、ML の配送が一段と速くなりました。なにしろ mailq で、queue に溜っている様子がちっとも見えないくらい!
ただ、/var 以下をそのまま引き継ごうとして使った トリックのせいで、named がすぐには動きませんでした。(どうも、この trick は問題多いなぁ。)これが無ければ、
caching-nameserver-7.2-10 bind-chroot-9.2.2.P3-9 bind-9.2.2.P3-9 bind-utils-9.2.2.P3-9が、全部インストールされていれば、/etc/rc.d/init.d/named start で動き出すはず。あとは、/etc/resolv.donf を
nameserver 127.0.0.1
とすれば、caching nameserver で名前解決をするようになります。
インストールメモ:
-
/var/named/chroot/ 以下のファイルは、例えば
-rwxr-x--- 1 named named 809 Nov 29 13:07 named.conf*
のようなパーミッションになっていないといけない。 -
forwarders option は確かに効果が有る。
options { directory "/var/named"; forwarders {202.238.95.24; 202.238.95.26;}; ....
このオプションによって、たとえば www.computer.org の query time の最初の値約 1000 ms が 200-500 ms に短縮される。 (一旦キャッシュされると、このオプションの有無にかかわりなく 1 - 7 ms となる。)
11/l6/03 (Sun) VMware on Fedora Core 1
VMware(WS-4.0)は、どうも NT とは相性が良くないらしい。RHL-9 上の VMware に NT をインストールした時も音が出なかったのですが、これは既知の問題で、 (virtual) sound card のドライバを別途インストールする必要が有るんだとか。で、指示に従って、 それらしいドライバ二種 (epnt4up, e64nt4u) をインストールしてみたけど、やはり駄目。VMware インストールの目的が、辞書 (Longman Dictionary of Contemporary English, Rev. 4) を使いたい、という事だったので、これはちょっと悲しいものがある…。その上、ドライバ (sound card?) が認識されない、というので四苦八苦しているうちに、 何と NT が立ち上らなくなってしまった…(^^; 知らないうちに、Virtual Disk が、パーティションの容量一杯まで膨れあがってしまっていたのでした。 NT を一応使えるところまで update するのに結構手間暇がかかっていたので、ちょっとがっかりです。
と、ここまでが RHL-9 での話。なので Fedora では一からのスタートになりました。
- VMware-workstation-4.0.5-6030.i386.rpm を持ってきて、rpm -Uvh
でインストール。
- su となって vmware-config.pl で、configure。
例によって、殆どデフォルトの値のまま。(distribution の gcc と、
kernel をコンパイルした gcc の revision
が異なる、と文句を言われたが無視。無視しても大丈夫みたいです。)
- Virtual disk を置くパーティション (2GB) を確保してから mount
して vmware を起動。
- Virtual machine を wizard で
config。上記のパーティションを選ぶ以外は、全てデフォルトのまま。
- NT の install CD を挿して virtual machine を power on。
- NT をインストール。 disk format の際、どのパーティションが format
されるのかちょっと心配になりますが、virtual machine
の設定の際に指定したファイルを「format」するだけなので大丈夫。file
type は vfat を選択。(NTFS を選んだら、何度かの再起動の後、device
driver が読めない、とかで起動できなくなったので…。)
他はデフォルトで OK。
- 再起動して、ネットワークの設定。DHCP で、IP
アドレスを取得する事にしておけば、設定らしい設定は不要。
- もう一度再起動(一体何回再起動が必要なんですかね)したら、MSN
へ行って、service pack 6a を拾って来てインストール。
- 再起動して、VMware Tools をインストール。
色の深さと表示サイズを変更する。
- また再起動して、今度は IE の 6.0sp1 を拾ってきてアップデート。
(オリジナルの IE では、MS
のホームページの多くのページで文字化けするので、これは必須:-p)
- さらに再起動した後、この IE を使って、Creative
のサイトから、サウンドカードのドライバ (epnt4up,
e64nt4u) を取って来てインストール。
- しかし、どちらをインストール・再起動しても、音は鳴らない…。
そもそも、sound card が「認識」されてないように見える。
が、ここでしつこくごちゃごちゃやってると、 また上に書いた仕儀の二の舞になるかも知れないので、とりあえず、 virtual disk のバックアップを作って、インストール (NT を触るの)はここまで、としました。
11/8/03 (Sat) Fedora Core 1 インストール
昨日 Fedora のインストール CD がうまく焼けたので、早速インストールしてみました。 インストールはスムースで、リブート後問題無く動いています。何より TV Capture が安定したのが嬉しい。常用の OS を RHL 9 からこれに移してしまうつもり。インストールは、概略
- LCD のアナログケーブルを継いでスタート。
(きっとディジタル接続を認識してくれないと思ったので。)
- Media check は skip (昨日確認済み。)
- 最初の Menu で単に return を押して、Graphic mode
で。
- 「手動パーティショニング」を選ぶ。既存の /usr/local と /home
パーティションをそのまま使う。/var はマウントせず。
- 「新規インストール」を選択。
- Workstation を選択。後でパッケージを確認、変更できる。
デフォルトだとサーバはインストールされないので、
必要なグループを足す。(グループを選ぶと、デフォルトの daemon
が幾つか選ばれ、それをさらに変更可能。これ、気が利いています。)
相変わらず IMAP と Postfix はデフォルトではないので要注意。
- インストールに要した時間は、約 45 分、/
パーティションの使用済み容量は 3 GB でした。
- デフォルトで GUI ログインになり、run level 3
でのログインは選択できない。
- できたカーネルが大きすぎて、 boot floppy
が作れないと言われてしまった。(もし Grub
をインストールしない、という選択をしてたら、どうなってしまったんだろ。)
のような感じでした。
インストール・リブート後の作業は、
- いきなり X が立ち上って、post install configuration
となる。適当な名前でダミーを作る。
(しかし何故か、この名前では login できなかった。)
- root でログイン。Bluecurve の画面そのものはあまり変化無し。
- /var パーティションのトリックを実行。(/usr/local/bin の XEmacs
が何故か立ち上がらないので、emacs で作業する。)
- /etc/inittab を編集して、runlevel を 3 に変更。
- ユーザアカウントを作る。(既存のアカウントを登録する、と言うべきかも)
- uid = 1001, gid= 1001 で groupadd と useradd を実行。(既存のアカウントがこうなっているので。)
- password を設定。
- chsh を実行して zsh を選ぶ。(デフォルトでは、zsh はインストールされない事に注意。)
- /etc/X11/XF86Config の screen に
Option "FlatPanel" "on"
の行を加える。後で Modes のところに "1280x1024" をつけ加える必要が有ったので、ここでやってしまった方が良いかも。
- reboot 後、上で作った既存のユーザアカウントに login
して、無事ディジタルモードで X を立ち上げる事ができた。
Gnome に大きな変更は見当たらないが、
Gnome menu のアイコンが元の「足跡」に戻った。(私は、Crux
theme を愛用しています。)
(11/22/03: これはどうも自分の home directory に、.gnome2 の代りに .gnome が有った場合に起きる「副作用」のようなものらしい。 今だに置き換わった理由の詳細は分らないけど、 /usr/share/icons/gnome/48x48/apps/redhat-main-menu.png がそのアイコンになるらしい。古い足跡 に変えてみました。 こっちの方が赤帽や平たい足跡より洒落てますよね。
- RHL 9 の /etc/httpd/conf/httpd.conf をコピーした上で、
services から、httpd と imapd を起動する。
- 問題の出た Python-2.3.2 と XEmacs-21.4.14
を再コンパイル・再インストールした。
- /etc/module.conf に、
alias char-major-81 bttv options bttv card=67 tuner=17
という行を付け加えて、xawtv を起動してみた。かなり安定していて、フリーズは一度も無かった。 (full-screen mode へ行ったり戻ったりすると、おかしくなる。) - RHL 9 で使っていた、/etc/httpd/conf/httpd.conf
をコピー。(これだけで、今のところ問題無く使えている。)
- Post fix は、1.0.x から 2.0.x
へメージャーバージョンアップという事もありかなりてこずった。
/var 以下に置かれるディレクトリの構成が変っているので、上の
/var に関するトリックを適用した後、もう一度 rpm -e / rpm -Uvh
をした。さらに、aliases はコピーで OK だったが、main.cf
は元のファイルを手直しした。
- mailman と fml というグループとユーザを、groupadd/useradd
で作る。(-g, -u オプションで、RHL9 の時の gid, uid
を指定してやる。)
- services を起動して、不要なものを止め、mailman, postfix, vsftp, httpd 等を登録し、run する。(mailman の起動スクリプトは、RHL9 にインストールしてあったものを、そのまま持って来た。)あと、 sendmail のパッケージは選択しなかった筈なのに、 自動で起動されるようになっていた。これが動いていると、Postfix は黙って終ってしまう。
- /etc/xinitd.d 内の dbskkd-cdb の disable
を外す。これで skkinput が起動できるようになる。(xinitd
を reload する必要あり。)
- セキュリティレベルの設定は、RHL9 までの lokkit
から Main menu ⇒ Settings ⇒ Security level
という Menu (実体は redhat-config-securitylevel?)
から行なう事になったらしい。スマートになったけど、あまり融通が効かないのは同じ。
- RHN Alert Notification Tool を起動してみたら、Fedora
を使用 system として登録できた。これって、Fedora
についても、自動アップデートをサポートしてくれるって事?
(11/22/03: 甘い期待でした。RHN の RHUA は便利だったのになぁ。)
としたところで、一応のインストール完了とします。
11/7/03 (Fri) Red Hat, Fedora, Gentoo
Red Hat が Red Hat Linux 9 を最後に、フリー版(個人使用版?)の Linux の直接サポートを止めて、それを Fedora プロジェクトへ移管するそうな。しかし、Red Hat は今後も Fedora を全面的にサポートするらしいので、我等末端ユーザにとっては、 大勢に影響はない…。と思いきや、RHN (Red Hat Network) 会員にとっては結構影響は大きくて、Fedora を使いはじめると、 会費と引き替えの特別扱い(?)が無くなる、という事らしい。 うーん、そりゃ無いだろう、Red Hat さん。さすがに気がひけたのか、Red Hat Enterprise Linux の WS を半額で買える権利をもらえるらしいけど、そんなもん、あんまり食指は動かないぞ。その Fedora プロジェクトの最初の成果物が Fedora Core 1 で、そのリリースが 11/3/03 に予定されていました。それが、ちょっと延びていたのですが、昨日 (11/6) 無事リリースされたようです。早速取ってきました。RHN の特別扱いが無いので、ホストの混む事混む事。しかし我秘密兵器 ("wget --continue") が、ホストに弾かれても、切られても、 根気良く ISO イメージファイルをダウンロードしてくれました。 md5sum でチェックした後、CD-R に焼いてみたら、あっさり 3 枚ともインストーラの Media Check を通りました。(うーん、やっぱり Severn が焼けなかったのは ISO イメージそのものがおかしかったんだ。 あの四苦八苦は、ぜーんぶ無駄だったのね。)
11/3 の Fedora のリリースが延びた時、代替行為で(?)ダウンロードしておいた Gentoo Linux のイメージもついでに焼いてみました。問題なく boot します。(こちらは Media Check が無い。) インストールのステップを二三辿っただけですが、Red Hat Linux とは相当コンセプトが違うもののようです。 ますます、ちょっと試してみても良いかな、と思いはじめました。
とここまで確かめたところで、今朝は時間切れ。
11/2/03 (Sun) Multi PPPoE にはなったが…
Corega BAR SW-4P HG の F/W を 1.30 にしたら、DNS パケットの転送の問題が解決されていたので、これなら、という事で "Multi Session" (?) にチャレンジしてみました。Corega さんのウエブページにそのやり方がが載っているのですが、Flet's にだけ継がれば良い、という私には無駄な事が色々書いてあって、わずらわしい。 2.3 項と 2.4 項は無視した方が良いでしょう。(Session 3 の定義も何のためか分りません。無視しても可。 しかしまあ、どうしてこう分りにくいんだ?)
さて、設定が終って接続を試みると、あっさり両方(So-net と Flets)への接続が完了しました。IP が割り振られ、DNS アドレスもふたつづつ振らています。Flets 側の DNS へも、web server (www.flets) へも ping が通りました。 しかし、Mozilla でも Lynx でも http://www.flets へアクセスできない (connection timeout)。不思議な事に、同じホストにある VMware 上の NT の IE からは、アクセスが可能…。
これには大部悩みましたが、どうも DMZ に指定されている host からは、Flets ゾーンに http が通らない、という事のようです。 同ホストを DMZ から外して試すと、めでたく Flets Square に継がりました。 (DMZ がディスエーブルされたので、外部からの http 接続等はルータの virtual server 機能を使って受け入れています。)
11/1/03 (Sat) Fedora Core Test3 の ISO image は壊れている?
Fedora にしても TV Capture が上手く行く見込みは少ない(下の 10/31 の日記)ようなので、今となっては、なんだか CD-R トーストに拘ってるだけ、の観の有るインストール CD 作りですが、このままでは、どうも引込みがつかない、という気分に。で、会社の先輩に、わざわざ Pana の CD-R/RW (KXL-CB820AN) を貸していただいて、再挑戦してみました。
USB インターフェースなので、ちょっと心配でしたが、USB ケーブルを継ぐだけで、あっさり cdrecord -scan で、SCSI channel の "1" の上のデバイスとして認識できました。(しかも -device=ATAPI なんてオプションも不要。)
デフォルトのパラメータのまま焼くと、USB の転送速度の制限からか、buffer の内容量が 4% まで落ちる。buffer overrun は無かった、というレポートだったが、心配なので、-speed=2 として再トライ。今度は、最低でも、97% 程度までの低下ですんだ。
そのようにして、disk1 と disk3 を焼いてみたが、installer の Media check では、やはり Fail。これはもう、iso image に不具合が有るに違いない。すっぱり諦めよう!
10/31/03 (Fri) TV Capture いよいよ難航
なんとかマイホームサーバで TV を見たい、という試みはなかなか捗らない。しかし、なんと KNOPPIX 3.2 で試してみたら、現状の H/W でも、そこそこ安定しているようだ。(あまり長くは試せなかったが。) とすると、わざわざ video4linux-2 にしなくてもいけるのではないか?と思い、Rawhide から最新版カーネル (kernel-smp-2.4.22-1.2115.nptl.i686.rpm) を取って来てインストール。 しかし、しばらくウィンドウのサイズを弄っているうちに、やっぱりハングしてしまった。それもがっかりだが、それに加えてやっかいな副作用も…。VMware の daemon 達は、kernel が変るとそれ以降(カーネルを元に戻しても)きちんと立ち上がらなくなる。 (一部の daemon だけが動いている状態になる。)その状態のまま、X を立ち上げ、Mozilla を立ち上げて、Java script を走らせると(RBB site へ行って速度試験をすると)X が毎回落ちてしまう…。VMware の daemon を全部殺すか、VMware の monitor を再構築すると直る。なんだか気味の悪い「干渉」でした。
10/29/03 (Wed) Corega ルータの F/W をアップデート
Corega の BAR SW-4P HG を使っていますが、以前これの F/W を購入時の 1.21 から 1.22 にしたところ、DNS パケットの転送の問題は直ってないのに、転送速度は落ちて、と散々だったのですが、Corega さんは、「元に戻すなら送り返せ」でも「さらなるアップデートの予定はない」 などとおっしゃるので、なんだか割切れない思いでいました。(5/21/03 の日記)。それが、ここにきてやっと 1.30 がリリースされました。喜び勇んで早速ダウンロード、 インストール(アップデート)したのは言うまでもありません。
が、結果は DNS パケットの転送の問題は解決されてるものの、転送速度は改善されていない。 むしろ、若干遅くなったような…。もちろん、test site の混み方他の要因もあるので、もっと良く見てみる必要がありますが 今のところ、1.21 の頃(RBB で37 Mbps 出ていた)に戻ってる、なんて事は期待できそうにありません。
(10/31/03 追記) バージョンアップ後の現在までのところの最高速度は、
SPEED 2.0 (speed.rbbtoday.com) Date: Fri Oct 31 06:30:01 JST 2003 Download : 31.19Mbps Upload : 6.88Mbpsだから、1.21 のレベルに戻ってないけど、1.22 より悪くはなっていない、とは言えそう。
10/18/03 (Sat) 自分で焼いた CD から Severn のインストールに挑戦
せっかくインストールした DVD multi ドライブだけど、TV キャプチャが満足に動かないので、現在は HDD のバックアップを取っているだけ…。 それはそれで便利なんだけど、それだけではちょっと寂しいかも。 しかし、そんなところに Severn test3 リリースの報せ。いっちょう、CD を焼いて、そこからインストールしてみるか、と決心しました。深くは考えず OfficeDepot で、CD-R を買ってきた。うっかり包装セロハンを捨ててしまったけど、ディスクには Maxell, CD-R 650MB 2-48X SPEED とある。(この時点ではまだ楽観的)
Red Hat のページにあるとおり、scanbus から始めるが、SCSI disk が表示されるだけ。
fukuda@goliath:~% sudo cdrecord -scanbus Password: Cdrecord 2.0 (i686-pc-linux-gnu) Copyright (C) 1995-2002 Jg Schilling Linux sg driver version: 3.1.24 Using libscg version 'schily-0.7' scsibus0: 0,0,0 0) * 0,1,0 1) 'SEAGATE ' 'ST36530W ' '1444' Disk 0,2,0 2) * ....
どうも、実際に SCSI アダプタが有る場合は、デフォルトではダメみたい。 "dev=ATAPI" なんてオプションを付けてみると、
fukuda@goliath:~% sudo cdrecord -scanbus dev=ATAPI Password: Cdrecord 2.0 (i686-pc-linux-gnu) Copyright (C) 1995-2002 Jg Schilling scsidev: 'ATAPI' devname: 'ATAPI' scsibus: -2 target: -2 lun: -2 Warning: Using ATA Packet interface. Warning: The related libscg interface code is in pre alpha. Warning: There may be fatal problems. Using libscg version 'schily-0.7' scsibus0: 0,0,0 0) 'TOSHIBA ' 'DVD-ROM SD-M1612' '1004' Removable CD-ROM 0,1,0 1) 'MATSHITA' 'DVD-RAM LF-D521 ' 'A112' Removable CD-ROM 0,2,0 2) * ....
と無事検出されました。(うーん、kernel 2.6.0 のインストールの時の initrd といい、今回といい、なまじ SCSI なんかがあると面倒が増えるなぁ。)
それからはスムースに事が運んで("dev=ATAPI:0,1,0" と書くとわかるまでにちょっとかかりましたが)
fukuda@goliath:~% cdrecord -v dev=ATAPI:0,1,0 /hda7/severn-i386-disc1.iso
などとやることで、buffer underrun などにもならず無事 3 枚とも焼けました。 (なーんだ、簡単じゃん。)
しかし、CD-R トーストはそんなに甘くなかった。その CD からブートして、Severn のインストールの前に始まる Medi Check で、今回焼いた CD をチェックしたら、3 枚のうち 2 枚までが Fail。 もしや、と、ダウンロードした iso イメージのチェックサムを md5sum で確認したけど、全部問題無し。
だから CD を焼くプロセスに問題が有りそうだが、 一枚はちゃんと焼けているので、「微妙な問題」にちがいない。 残念ながら、そんな微妙な問題の見当はさっぱりつかない。 仕方ないから、もういっぺん焼き直してみる。 と、今度は別の問題。LF-D521 が CD-R メディアを認識してくれない。DVD-RAM を挿して、それに書き込んだり、音楽 CD を挿すと解決される(場合もある)事を発見。でも、これ firmware のバグじゃなかろうか。
なんて苦労をしながら、先のチェックで Fail した 2枚を焼き直して、Severn でチェックしてみたけどやっぱり Fail。これは Media Check の方が間違ってるにちがいない、なんて都合の良い解釈をして、インストールを強行してみたけど、 RPMS パッケージを読み込むところで "Installation aborted abnormally" で終ってしまいました。
やっぱりダメか、という事で、speed=2 にする(実際の書き込み速度は、デフォルトの 12x から 4x 程度に落ちる)とか、sudo 権限で cdrecord を起動するとか、いろいろやってみたけど、ことごとく Media Check で Fail とされてしまう。うーむ、なんで disc2 だけはうまく行ったんだろ。 何か違う事をやったのかも知れないが、どうしても思い出せない。 結果的に、CD-R の歩留まりは 1/8 という事になってしまった(^^;悔しいけど、HDD からインストールするしかなくなりました。
9/29/03 (Mon) 自宅サーバのパーティションを弄る
bttv (xawtv) のクラッシュがとても深刻で、 次にリブートした時満足に立ち上らない事もあるのは8/23/03 の日記に記した通り。しかしそんな時でも ext3 にしてあった / (root) パーティションだけは、即時に修復されているのを見て、 改めてその威力を認識しました。また、HRL 9 にした際、RHL-7.3 を残すために、いささか不本意なパーティション構成になっていたので、 この際、一挙に懸案を解決しようという訳です。すなわち、- 全てのパーティションを ext3 ファイルシステムに。
- /usr/local を独立させる。(現在は、/ の下に有る。)
- swap パーティションを増やす。(現在は、128 MB しかない。)
まずは、ext3 化から。本来なら、tune2fs を使う前に、 対象とするパーティションを予めアンマウントするべきなのでしょうが、/var をアンマウントするのは大変そうだったので、マウントしたまま
tune2fs -j /dev/sda5
とやっちゃいました。(さすがに httpd は止めておきましたが。また、/home はきちんとアンマウントしてから作業しました。)それでも /etc/fstab を書換えて、reboot したら、ちゃんと ext3 でマウントしてくれました。
項目 2. は思ったよりややこしくて、
- 現在の /usr/local を、
# tar -clpzf /hda2/local.tar.gz /usr/local
でセーブする。 - /dev/sda2 に ext3 ファイルシステムを作る
# mkfs.ext3 /dev/sda2
- それを、current direcotry の下の ~/usr/local
にマウントし、セーブした tar file を展開する。
# mount /dev/sda2 ~/usr/local # tar -xzvf /hda2/local.tar.gz # umount /dev/sda2
- 現在の /usr/local ディレクトリをリネームして、新たに /usr/local
ディレクトリを作り、そちらに /dev/sda2 をマウント
# mv /usr/local /usr/local.hide # mkdir /usr/local # mount /dev/sda2 /usr/local
- /etc/fstab を編集
最後の swap 領域の拡張は、RHL-7.3 の /usr/local パーティション (1 GB) を mkswap するだけでした。すなわち、
# swapoff -a # mkswap /dev/sda6 /etc/fstab を編集 # swapon -a
とするだけ。
効果の程は、
- その後、早速 bttv
がクラッシュしてくれて、この新構成の威力を確認する事ができました:-p。
やっぱり ext3 は頑丈です。
- swap area が 128 MB しかなかった時は(main memory
がまだ沢山残っていても)、いつのまにか swap area
が半分以上消費されている事が有って不気味だったのですが、
swap area
を増してからは、少々無理をしても、swap area
が使われる事は殆どありません。
(何故なのか、良い事なのか悪いのかは未詳。)
- しかしこのパーティション、sfdisk で見ると file type が 82
になっていず、83 のまま。これでいいのかなぁ?
- /usr/local を外に出した事で、/ partion に 1 GB
の余裕ができました。これで、思いきり kernel build で遊べるぞ;-)
8/23/03 (Sat): Video capture に挑戦
Linux Magazine 9 月号が、もろに「HDD ビデオレコーダ自作講座」なんて特集だったので、 「自分にご褒美第二弾」と称して、IO データの GV-BCTV5E を購入しました。同特集を見ながら、カードをインストール。xawtv を起動して、その記事に書いてあるとおりの変更をすると、 何なく TV 番組が観えました。 (たまたま映っていた「踊る大捜査線」の後半をまるまる観てしまいました。)
インストールのメモ:
- kudzu は、bttv が必要、という事は判断して、/etc/modules.conf に
alias char-major-81 bttv
という行を付け加えてくれる。しかし、その後にoptions bttv card=67 tuner=17
という行を手で加える必要がある。
-
キャプチャーカードから直接スピーカに音声を出しても、カードから audio
card をオーディオケーブルで継いでも、どちらも問題なく音が出る。
- ~/.xawtv は
[global] freqtab = japan-bcast [defaults] norm = NTSC source = Television capture = overlay
とした。
これでとりあえず、TV は観えるようになります。 「めでたし、めでたし」なんですが、どうもこれ、不安定です。 何もしないで(キーボードにもマウスにも触れないで)番組を見ていると、 先の映画のように一時間以上も問題無く動くのですが、xawtv を止めようとしたり、ウィンドウのサイズを変更したりすると、 しょっちゅうハングします。 (何が引金になってるのかよく分らない…。) それがまた、ほんとに嫌なこけかたで、 「X やカーネルごと固まる」だけでなく、無事 X を終了させる事ができても、例えば ls コマンドすら、segmentation fault になり、他の擬似ターミナルからログインもできなくなる、 と言った具合。しかも再起動の際、ファイルシステムの修復に失敗する。 これでは、おちおち使っておれません。また、一旦 xawtv を終了させて、二度目に起動しようとすると、 device busy と言われる事もあります。
bytesex.org から、xawtv の最新版(3.88) を取ってきて、make/install するも不安定さは変らず。
次は kernel module の bttv を何とかするべきなのでしょうが、 同サイトの記述 を見ていると、カーネルのソースツリーが必要だが、RHL-9 のは問題が有りすぎなので、代りに純正のカーネルソースを持って来て使う、などとあります。すっかり畏れをなして、きょうはこれまで、とします。
8/10/03 (Sun): DVD-RAM (multi-recorder) をインストール
このところちょっとキツかったので「自分にご褒美」なんて言い訳しながら LF-D521 を買ったは良いが、もうそろそろ三週間くらい手着かずのまま横目で見ている…。 これ、却ってストレス溜りますね(^^; しかし今日は、PC を家の中で引越したので、この際、とばかりにインストールしました。今有る DVD-ROM はそのままにして、Region code 1/2 の DVD video を観る環境を整えようという魂胆なので、LF-D521 を secondary にして IDE に継ぐだけ、と思いきや、意外な問題が。 5 インチベイの三段目から下は、MB がつかえてドライブを設置できない。MSI 694D は通常の ATX より若干幅が有るのでした。仕方ないので、DVD-ROM を最上段に移動、LF-D521 を二段目につなぐ事に。これでケーブの長さが「かつかつ」になってしまった。 (なんで今まで DVD-ROM が上から二段目に有ったか分りました:-)
出足ちょっと不吉でしたが、ブートしたら、あっさり両方とも認識してくれて、新たに /dev/cdrom1 が作られ、ついでに自動で /mnt/cdrom1 というマウントポイントまで作ってくれました。DVD-RAM のメディアを挿入して、
# mkfs -t ext2 -b 2048 /dev/cdrom1
でファイルシステムを作り、/mnt/cdrom1 にマウントしたら通常通りのファイルシステムとして扱えました。ちょっと感激。
しかし他のメディアは買っていないので、multi recoder としての動作確認は後回し。とりあえず、次は DVD-Video。
RHL-9 にしてから確認してなかったらしく、また xine が動かない。その後また新しくなっている事もあり、インストールしなおす。
libdvdcss-1.2.6-2.network.i386.rpm xine-lib-1-rc0a.tar.gz xine-ui-0.9.22.tar.gz
を、この順番でインストールすると動くようになりました。 (二番目のインストールの後で、ldconfig が必要です。)
Region code を 1 に設定してある DVD-ROM で、"Space Cowboy" で確認。 OK。/dev/dvd のリンクを /dev/hdc から /dev/hdd に張り換えて、LV-D521 に「たそがれ清兵衛」を入れる。これもちゃんと観えた。(実は CD みたいに音が聞こえないんじゃないかと心配だったのです。)次に PAL の "Walking with Dinosaurs" を試みる。これも OK。要するに私の素朴な疑問
- LF-D521 には audio cable を継いでないが大丈夫か?
- PAL フォーマットの DVD-Video でも観えるか?
はいずれも杞憂だった訳です。(あたり前だ、と言われそうですが。)
それにしても、今回初めて見たこの BBC の "Walking with Dinosaurs" は素晴らしい!PAL だから、という心配はしなくて良いようなので、このあたりの BBC 製 DVD をもういくつか買ってみよう。 (哺乳類の黎明期、とかいうタイトルが有ったような…。)
7/5/03 (Sat): RHL-9 その後
その後 RHL-9 を弄り回した記録FTP
とある理由で、anonymous ユーザに、自宅サーバへの ftp upload を許す必要があったので、ポートを開いてみました。デフォルトの ftpd が、vsftpd なんてものになっている…。知らなかった…。- 気をとりなおして、
/etc/vsftpd/vsftpd.conf を編集。
anonymous_enable=YES write_enable=YES anon_upload_enable=YES
という行を uncomment して編集する。
-
# /usr/sbin/lokkit
で、iptables の構成を変更する。Security Level を Medium
にしないと、passive モードで応答してくれない。それと、当然ながら
Customize で FTP を選ぶ必要あり。
-
/var/ftp の下に、other にも write
を許すパーミッションを持った upload 専用のディレクトリを作る。
(/var/ftp を world writable にすると、vsftp は文句を言って起動しない。)
- # /etc/rc.d/init.d/vsftpd start でサービスが始まる(はず。)
SSH
どうしてもうまく行かなかったので、redhat-user ML で教えてもらいました。要するに、問題は myhome server の側ではなく、client 側に有ったのでした。Client 側の .ssh/known_hosts の当該エントリを削除する事でうまく行きました。
今いち腑に落ちない事もあるのですが、まあ、動いているのでよしとします。
Network Monitor
ちょっと見では見付からなかった Network Monitor ですが、System Monitor Applet の中にあるのでした。その Preferences で、Network にチェックを付ければ、表示されます。
ただ、表示に閾値が有るらしく、速いサイトから相当大きいファイルをダウンロードする時でもないと表示されない。 200 kbps でもだめ。不便だ。なんでこんな仕様になったのかなぁ。
6/21/03 (Sat): RHL-9 に移行
4/5/03 に、ちょっと「ちょっかい」を出して以降、放ったらかしていましたが、CD が雑誌の付録に付いた事をきっかけに、またぞろ移行を試みました。CD からだと何なく GUI を使ったインストールができました。 インストールそのものは、とてもスムースで、何なくクリア。 (うーん、RHN の「特権」を使ってのハッスルは一体何だったの?(^^;)
- 前回の「ちょっかい」で、一般ユーザから X
が立ち上げられない、なんて問題が有ったので、
新規インストールではなく、「アップデート」をしてみたかったけど、
どこにも「やってみた」という体験記が無いので、やっぱりやめておく。
そもそも、現行の RHL-7.3 の / のパーティション (2
GB)は小さすぎて、無理だろう。
-
インストールは、LCD をアナログ接続にしてから始める必要あり。
-
インストール項目は Custom
で選んだ。
開発環境とサーバ環境を合わせたようなものになり、インストール後は
/ パーティションが 3 GB 近くにもなってしまった。
-
インストーラが /var を弄る事が解っていたので、とりあえず、現行の
/var や /home のパーティションをマウントせずにインストール。
- /usr/local にある独自にインストールしたツールも、動かないものが 多そうなので、マウントせず。
インストール後のセットアップ、その他…
- /etc/X11/XF86Config の Section "Device" に
Option "FlatPanel" "on"
の行を加える事で、LCD とのディジタル接続が可能に。(良かった!) - インストール時に / の下にできた /var
をそれぞれ /rootvar と名前を変えた上で、あらたに /var
というディレクトリを作り、元の /var パーティションをマウント。
それまでの /var/lib 以下は、RHL-7.3 の / に、やはり /rootvar/lib
を作ってそれ以下へコピー。その上で、/var/lib を /rootvar/lig
への soft link
に変更。こうする事で、/var を共有しながら RPM
のデータベースだけは、自動的に OS
起動時に切り替わるようにできた。(うーん、我ながら good idea!)
- 旧 /home パーティションを新しく作った /home
ディレクトリにマウントして、useradd と
groupadd を使って一般ユーザのアカウントを作る。
(こうすれば、そのユーザから X が起動できた。useradd は
/etc/passwd を弄っているだけではないらしい。)
-
新たに /usr/local
パーティションを作って、
全て新たにコンパイル・インストールつもりだったが、
やってみると意外にこまごましたツールが有る事が分る。
面倒になって、現行の /usr/local のバックアップを、新しい
/usr/local に展開。動かないものだけを再インストールするように
戦術を切り換える。再インストールが必要だったものは意外に少なくて、
- XEmacs
- wget
- Python: インストール後、site.py の coding= を元に戻す必要あ り。
- spambayes: 上の Python の問題とからんでいるので本当に再コンパイルが必要だったかどうかは未詳。
- Postfix は、/etc/postfix/main.cf を 7.3
からコピーするだけで OK だった。www.rbl.jp での第三者中継のチェックも何なくクリア。
あ、そうそう、インストールするだけでは何故か、/etc/rc.d/rc3.d
に postfix を加えてくれないので、手で sendmail と入れ換える。
- Apache は、1.x から 2.0.x
へのバージョンアップなので、
さすがにそうは行かないように見えたので、2.0.x
のオリジナルをエディットした。
有らずもがな(?) の DefaultCharSet
は、先に RHL-8.0 にした人の体験談を聞いていたので、iso-2022-jp
とし、(あわせてこの際、という事で)
自分のウエブサイトの文字コードを全て
iso-2022-jp にしてクリア。他は、あまりひっかかる所は無かった。
- 何故か外から Imapd
へアクセスできなかったが、他を弄っている間に、なんとなく OK
になってしまった。
- 元々の /home や /usr/local パーティションを共有する事で、Fml
は何の変更なしで問題無く動くようになったが、Mailman
はダメで、check_perms -f
でパーミッションを直す必要が有った。(何時変ってしまったんだろ?)
- (6/22/03 (Sun) 追記)
何と、RealPlayer
が動かなくなっていた。単体でも動かないので、Mozilla
のせいではないみたい。
四苦八苦しているうちに、偶然 Linux 向け RealONE Player
の alpha version を見つけた。
Real
のサイトから地道に辿っていくと、
最後のダウンロードのサイトを決めるページでそれらしい記述が見つかる。
ダウンロードして、
chmod u+x r1p1_linux22_libc6_i386_a1.bin
として、実行してやるだけで、インストールは完了。 ただし、plugin にはなってないので、Mozilla で、これを Helper Application に指定してやらないといけない。Edit => Preferences => Navigator => Helper Application => audio/x-pn-realaudio => Edit で Extention が ".ram" の時に、先にインストールした RealPlayer9/realplay で開く設定にする。これで、これまで同様、 Mozilla から News を聞けるようになった。Real さんは本当にありがたい。(でもこの player なんだか、おもちゃっぽいなぁ。)
まだ残っている課題:
- ssh で login できない。.ssh 以下のファイルは全て揃っているのに。
- Bluecureve を何とか、Gnome 標準の WindowManager (Sawfish?)
と取り換えたいが、どうやれば良いのか、とっかかりさえつかめない。
-
愛用してきた After Step Clock や、Network Load Monitor?
等が見付からない。
6/7/03 (Sat): Xine を再インストール
モニタも新しくした事だし、DVD でも観てみようか、と思いきや、いつの間にか Xine が動かなくなっていました。手許に残っていた RPMS を再インストールしたりしてみたけれど、何故かうまく行かない。 (X を再インストールしたりしたから、このせいかも。) この際、一新してやろう、と古い RPM パッケージを全部アンインストールして、- libdvdcss-1.2.6-2 (rpm)
- xine-lib-1beta12 (src)
- xine-ui-0.91 (src)
これらのパッケージをこの順でインストールしてみたらあっさり動きました。 このごろこのパターン(RPMS を使うよりソースからコンパイルインストールした方が早い)が多いような:-)。 フロントエンドとして Gxine も試しましたが、まだ xine-ui の方が使い勝手が良いようです。 特にフルスクリーンモードにしても、コントローラ?が表示されるのがうれしい。 ただし、初期設定が「コントローラを表示しない」になっているので、 画面を右クリックしてメニューを出し、GUI visibility をクリックしてやる必要が有りました。これちょっと分り難くて、良い default だとは思えません。
Xine の画像の表示はだいぶ良くなっていますね。 ファイルの継ぎ目ではっきり動きがぎこちなくなっていたのや、 時々画面が乱れていたのが、ずっと目立たなくなりました。 でも、かすかながらギクシャクするところはまだ有ります。 (CPU パワーの問題か?) モニタは、普段の用途では文字が小さいなどと文句を垂れていますが、 DVD を観賞するには文句なく素晴らしい。残像もあまり気になりません。
が、L565-A 内蔵のスピーカは、すごくしょぼくて、DVD 観賞には使えません。古いスピーカをまた継ぎ直しました。
6/1/03 (Sun): LCD モニタを DVI で接続
これまで(今時珍しいかも知れない) 15" モニタを 800 x 600 の分解能で使っていました。VMware や BasiliskII で他の OS のウィンドウを開かない限りはさほど不満も無かったのですが、 まがりなりにも普通の机に乗っていたのが、引越しをして、 座卓になったらとたんに奥行きが厳しくなりました。そこで、LCD Monitor (FlexScan L565-A) を購入。もともと、DVI での接続を考えていたのですが、 開梱してみるとアナログのケーブルしか入っていない。 それで、とりあえずこれで試すしかなかったのですが、Xconfigurator 一発で何なく動くようになりました。アナログでも、なかなかの画質です。
これですっかり気を良くして、DVI でも楽勝だろう、と思ったのですが、これが大間違い。附属の Windows 用のドライバをインストールするなら「すんなり」行くのでしょうが、 Linux (X-Window System) だとどうやればよいのか皆目見当もつかない。
まず、DVI ケーブルを継いでみたけど、信号は全く出力されていない様子。 しかし、これは DVI ケーブル「だけ」を継いだ状態で、PC をスタートすれば良いらしい(DVI 側に信号が出てくる)。
すると、VGA のスタートアップ画面がディジタルで表示される。 「やったぁ」と思いきや、X を立ち上げると、全くでたらめな表示になる。でもまあ信号は出ているので、 XF86Config を弄る事でなんとかなると踏んで、色々やってみたが、事態はちっとも改善せず。
XF86Config の書き方についての情報を漁っていると、 XFree86.org に、4.3.0 から nv ドライバ(nVIDIA 用)が FlatPanel オプションをサポートしている事を偶然知る。ビンゴかも知れない。 ちょっと前にインストールした後放ってある RHL-9 が 4.3.0 だった事を思い出し、こちらを立ち上げ、XF86Config-4 の Section "Device" に件の
Option "FlatPanel" "on"
を付け加えて startx とやると、目出たく X が立ちあがる。但し、これは root の時だけ。一般ユーザは PAM が認証に失敗するとかで、どうしても使えない。
しからば、と、RHL-7.3 に Rawhide やら、Vine-seed やらから取ってきた、XFree86-4.3.0 の RPMS をインストールしようとするが、glibc を始めとする依存性の問題でどれもインストールができない。 (RHL-7.3 は glibc-2.2 なのに、これらの XFree86 は 2.3 が前提。) Glibc を 2.3.x にアップデートする事も考えるが、なんだか泥沼に入り込む予感がして踏み切れない。
RHL-9 の再インストールか、RHL-7.3 への XFree86 の binary package のインストールかちょっと悩んだけど、RHL-9 は他にも問題が有りそう(shutdown 時にハングする等)だったので、 XFree86-4.3.0 の binary package をまず試す事にする。
-
まず、アナログ接続で Xconfigurator で作った、/etc/X11/XF86Conf
をセーブしておきます。
-
次に、XFree86.orgから、Install.sh を download して来ます。
-
それを
sh Xinstall -check
のように起動すると、
Checking which OS you're running... uname reports 'Linux' version '2.4.20-13.7smp', architecture 'i686'. Object format is 'ELF'. libc version is '6.2.5' (6.2). Binary distribution name is 'Linux-ix86-glibc22' If you don't find a binary distribution with this name, then binaries for your platform are not available from XFree86.org.
のような出力が得られます。予期したとおり、glibc-2.2 のシリーズを使えということなので、binary のうち、Linux-ix86-glibc22 の directory に有るものをつかいます。
-
ファイルは一つに纏まっている訳ではないので、XFree86.org の mirror
site から wget で
wget -m ftp://ftp.planetmirror.com/pub/XFree86/4.3.0/binaries/\ Linux-ix86-glibc22
で取って来ます。(みやすくするために改行しましたが、実際は一行です。)
- その directory へ行って、
# sh Install.sh
とやり、聞いてくる質問に全て return (全て default を採用) で応えるとあっさりインストールは完了です。
- 上でセーブしておいた、XF86Config の device の項に FlatPanel
option を付け加えます。すなわち、
Section "Device" Identifier "NVIDIA GeForce 2 MX (generic)" Driver "nv" Option "FlatPanel" "on" BoardName "Unknown" EndSection Section "Screen" Identifier "Screen0" Device "NVIDIA GeForce 2 MX (generic)" Monitor "L565" DefaultDepth 24 Subsection "Display" Depth 24 Modes "1280x1024" "1152x864" "1024x768" "800x600" EndSubSection EndSection
のような感じにする訳。
- ldconfig を実行 (6/6/03 (Fri) 追加)
- こうしておいて startx とすると、DVI インターフェースで X が立ち上ります。
まあ、ちょっと面倒でしたが、DVI にした御利益はそれを補ってあまりあります。もし、nVIDIA 系のグラフィックボードをお持ちで、Linux では使えないと諦めていらっしゃったのなら、ぜひ上のプロセスをお試しあれ。
但し、XFree86 の RPMS としての依存性のデータは完全に損なわれるので、これ以降 RHUA によるアップデートには気をつけなければなりません。すなわち RPMS の記録としては、まだ、XFree86-4.2.0 がインストールされている事になっているので、 (もしバグフィックス等が出たとして)アップデートにうっかり OK すると、また 4.2.0 に逆戻りしてしまいます。
5/25/03 (Wed): このページの記事にコメントが付けられるようになった
ホームページを眺めていると、たまに 「すごいですねぇ」とか「馬鹿こくでねぇ」とか、 一言言いたい衝動にかられる事って有りますよね。 そういう希望をかなえるため、という訳でもありませんが、このページの記事にコメントを付けられるようにしてみました。(わざわざサンドバッグになっている、とも言う…:-p)コメントをつける事自体は、Python を使えばさほど難しい事ではないだろうと思っていましたが、どんな形式にするかなかなか決心がつきませんでした。Blog が今とても盛んなので、 PyDS あたりが良さそうでした。Python だし、何より現在のページとの親和性が良さそう(あんまり変えてしまうのはおっくう:-)。いっその事 PyDS をそのまま使えば良いのでしょうが、残念ながら、たまたまhttp://sourceforge.org はダウンしていました。
基本的には、comments.cgi というスクリプトを書いて、それを
<iframe frameborder=0 height=20 width=500 marginheight=0 src="http://www.otacky.jp/cgi-bin/comments.cgi?id=5/25/03;resp=1"> </iframe>
という具合に呼び出そう、というものです。comments.cgi は、コメントを shelve で保存します。(便利ですよね、これ。)
完成にはほど遠いできばえですが、 とりあえず書いていただいたコメントは保存できます。早速、この簡易 Blog への感想なり罵倒なりを書いていただけると嬉しい。
5/21/03 (Wed): F/W のアップデートによる速度低下は仕様?
Corega の Router (BAR SW-4P HG) を使っていて、今特に支障が無いなら F/W を 1.22 に上げない方が良さそうです。5/5/03 の日記にも書いたように、F/W を 1.21 から 1.22 にしたら、転送速度が 30% 近くも低下してしまいました。VDSL の再接続をやってみたり、一日のうちの色々な時間に速度測定をしてみたり、 とジタバタしてみたのですが、一向に改善されません。 これはひょっとすると(やっぱり?)、 ルータそのものの転送速度が落ちているのでは、と思い Corega のサポートセンターにメールで問い合せてみました。
B Flet's マンションタイプで上記のルータを使用しています。 購入時のファームウェアは 1.21 で、その時の転送速度は下り で 37 Mbps 程度で安定していました。ところが、1.22 に上げ たところ 26 Mbps くらいまで落ちてしまいました。上りは、 いずれも 8 Mbps くらいで変化ありません。 この低下をなんとかする方法は無いものでしょうか。 また、御社のホームページには、ファームウェアを元にもどす 事はできない、とありますが、これはどうしても不可能なので しょうか。
という問合せに対し、
という返事を頂きました。さすがにちょっと頭に来て、再質問ファームウェアのバージョンアップを行いますと 本製品に機能が追加されますので、通信速度が落ちてしまう場合がございます。
また、一度ファームウェアのバージョンを上げますとお客様の方で元に戻す方法がございませんので ご迷惑をおかけ致しますが、弊社に「ファームウェアのバージョンを1.21にダウン希望」 とお書きいただいた紙と、レシート(ご購入日などの分かる控え)のコピーを同封の上 製品一式を下記住所に郵送して頂き、保証期間内の交換とさせて頂く形になるかと存じます。
お手数をおかけ致しますが、何卒宜しくお願い申し上げます。
ご回答ありがとうございます。 > ファームウェアのバージョンアップを行いますと > 本製品に機能が追加されますので、通信速度が落ちてしまう場 > 合がございます。 との事ですが、これで済まされてしまっては、手間暇かけてお 聞きした甲斐がありません。私にも想像がつくような一般論で はなく、この特定の場合(BAR SW-4P HG で、 1.21 → 1.22) にどうなのか、をお聞きしたいのですが。 ・37 Mbps → 26 Mbps は 30 % 近い速度の低下にあたりますが、 これがファームウェアの更新によるものである(もしくはその 可能性が高い)とお考えなのでしょうか。 ・ファームウェアのバージョンアップに際しては(もしくはリリー ス後にでも)、御社でもテストをされていると思いますが、そ の結果はどうなのでしょうか。 ・私の他には、このようなクレームは来ていないのでしょうか。 ・ファームウェアに問題が有ったとしても、御社に現在のルータ を送り返す訳にはいきません。(一週間もアクセス不可になる のは受け入れらません。)問題が特定できたら、それを解決し た 1.23 を出すのが筋ではないでしょうか。それはいつごろに なりそうでしょうか。 以上回答方よろしくお願い致します。
に対して、
ご迷惑をおかけ致しまして申し訳ございません。との回答でした。冷静に読むと、 誠実に対応してくれているとは思いますが、それでも、30% 程度の速度低下は承知していた、というのはちょっと「なんだかなぁ」 ですね。今新たにこの製品を買うと、1.22 が乗ってくるんでしょうが、そうすると、 製品紹介ページの転送速度に関する記述 は「誇大広告」になってしまうのでは?お客様のご指摘のとおり、ファームウェアのバージョンアップを行うことにより、通信速度が30%程度減少することは 仕様上いたしかたないことでございます。弊社におきましても同様の数値になっております。 これは、機器自身のCPUに関わる問題でございまして機器の機能を重視しますとその分CPUの余裕が減ってしまうことが 原因でございます。何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。
現在、クレームという形では、当サポートセンターにおきましては確認しておりません。
また、ファームウェアの最新版リリース予定の件ですが 現段階では未定となっております。
リリース等の最新情報に関しては、随時弊社ホームページにて ご案内させていただいておりますので、定期的にご確認いただきますようお願い申し上げます。 http://www.corega.co.jp
以上、ご連絡とさせていただきます。 お手数をおかけ致しますが、何卒宜しくお願い申し上げます。
そんな他人様の事より、さーて、どうしようかなぁ、このルータ。 バージョンを下げるのに一週間送りかえす等というのは論外。 もうひとつバージョンが上がるのを待つかな?
5/5/03 (Sat): Corega Router F/W のアップデート
Router (BAR SW-4P HG) の F/W を 1.21 から 1.22 にバージョンアップしました。アップデート自体はうまく行ったようなのですが、肝心の DNS がらみの問題は解決されていませんでした。 (すなわち、まだサーバの /etc/resolv.conf 他に ISP の DNS アドレスを書く必要がある。) なのに、何故かスピードが落ちてしまって、アップデート前
speed.rbbtoday.com Date: 2003/03/29(Sat) 11:35:06 Download: 37.21Mbps Upload: 8.69Mbps
くらいで推移していたものが、アップデート直後には
speed.rbbtoday.com Date: 2003/05/05(Mon) 22:23:44 Download: 30.5Mbps Upload: 6.95Mbps
となり、更には
speed.rbbtoday.com Date: 2003/05/07(Wed) 00:03:12 Download: 25.72Mbps Upload: 8.07Mbps
まで落ちてしまいました。途中、20 Mbps まで落ちた瞬間もあります。F/W のアップデートのせいだけでは無さそうですが、 他の原因については見当がつきません。(残念ながら、F/W のリビジョンは元に戻せないらしいので、確認できない。)
5/3/03 (Sat): B Flet's での 5 週間
出だしこそ、Corega ルータの DNS がらみの「バグ」でごたごたしましたが、その後は頗る順調で、 メンテナンスでサーバを何度か止めた以外は、接続断は殆ど皆無。 殆ど、というのは一度だけ、家族が「外のサイトが見えない」 と騒ぎ出したので、見てみると、PPPoE 接続が切れていた、という事が有ったからです。 それでも、ルータがハングした訳でもなく、 「接続」ボタンを押したら、また何事もなく接続できました(*1)。 その接続断も、5 分くらいのもので、15 分おきに記録している回線状態と IP アドレスのログにも記録が残っていませんでした。そう言えば、ISP から割り振られる IP も、この一月あまり一度も変っていません。 ルータに問題が出ないのはそのせいなのかも。(以前の MELCO ルータのハングは、IP 変更とそれに伴なう網からの接続断にからんでいたのではないか、 と疑っています。)
思えば、ADSL で常時接続を始めた最初の頃は Dns2Go の不調、それを DynDNS に乗り換えてからは MELCO ルータの時折のハング等等、 「なんやかや」合わせると一月に何回かは接続が途切れていました。 それからすると、現状は「立派」なものです。
あ、そうそう、Red Hat Linux 7.3 も、グラフィックボードを新しくしてから極めて安定しています。 でも、RHL 9 にもそそられる…。
(*1) MN128 や MELCO の AirStation では、接続・切断のボタンはトップページにあって、すぐアクセスできたのですが、 Corega ルータ(BAR SW-4P HG) は、どうやったら再接続できるのかなかなか分りませんでした。 他にも分り難いところがあちこちにあります。 ルータとしてはとても安定しているのだから、 このひどいユーザインターフェースは「なんとかならんか」と思います。
4/21/03 (Mon): アンチスパムシステム稼働開始
「システム」という程の事でも無いですが、とにかくスパムメール を撃退する仕組みが動き始めました。
Air-H" で自宅のサーバにアクセスする事で、同期の心配無しにメールを読める、 という環境を作って、一人悦に入っておりました。この 2月頃までは。 しかし、とうとう我マイホームサーバにも世間の荒波(常識?) が押し寄せて来ました。常用している computer.org だけに来るならまだしも、普段使ってないはずの So-net のアドレスにまでスパムメールが来るようになってしまったのです。 (これじゃあ、スパム専用アドレスじゃぁ。)
Procmail で ML はそれぞれのディレクトリに送り、個人宛にくるメールのみ Imap サーバに溜めて、Air-H" ごしに Gnome Applet の Mailcheck に監視させる、という構想でした。これがなかなか快適。が、最近 Mailcheck の封筒がくるくる回るのを見て、メールを取りに行ったらスパムだった、 という事が相次いで、「コンチクショ」となった訳です。
アンチスパムシステム(フィルタ) は色々あるみたいですが、私が選んだのは spambayes というフィルタです。何故これかって? Python で書かれているから:-p 以下では、スパムメール(迷惑メール)を "spam" それ以外のメールを "ham" と呼びます。
早速インストールしてみました。 インストールの勘所と言っても、「パッケージに付いてくる HAMMIE.txt は無視するべし」くらいです。具体的には、
- ソースを Sourceforge
から取ってきて適当なディレクトリに展開する。
- そのディレクトリに移動して、
$ ./setup.py build # ./setup.py install
とやってインストールします。mboxtrain.py も /usr/local/bin へ手動でコピーしておきます。
- 新しいデータベースを作ります。
$ hammiefilter.py -n
とやると、$HOME に .hammiedb というファイルができます。
- そのデータベースを「訓練」します。ham (spam
以外のメール)が $HOME/Mail/inbox
に、spam が $HOME/Mail/spam に溜っているとすると、
$ mboxtrain.py -d $HOME/.hammiedb -g $HOME/Mail/inbox \ -s $HOME/Mail/spam
- $HOME/.procmailrc に、
MAILDIR=Mail :0 fw | hammiefilter.py :0 * ^X-Spambayes-Classification: spam spam/.
なる行を加えます。~/Mail/spam というディレクトリに spam を放り込む場合の例です。
- crontab に
21 2 * * * mboxtrain.py -d $HOME/.hammiedb -g $HOME/Mail/inbox \ -s $HOME/Mail/spam
というエントリを加えます。(実際は一行) これで毎晩データベースを訓練しなおしてくれます。
最初にも書いたように、 導入マニュアルにあたると思われる HAMMIE.txt は、これにそのまま従うと、hammiefilter.py が procmail に呼ばれた時フィルタとして働いてくれません。 インストールせずに、 展開したままの場所で使おうとしている事が原因のように思われます。 多分古い開発者用の手引が、 アップデートされないままになっているのでしょう。
さて、肝心の成果の方ですが、今までのところ、29 通の spam を検出しました。そのうち
- 誤って spam とされた例:何と RHN からの Errata Alert
が spam とされていました。
原因は、訓練した時の spam 側のデータベース(サンプル)に古い
RHN Errata Alert が混ざっていた事でした(^^;
- 誤って ham とされた例:一件ありました。
一方的な広告メールという意味では、 spam なんでしょうが、
しかしこれは自分が見ても、即捨てるかどうか迷う程度のものでした。
4/20/03 (Sun): 電源ファンを交換
様子を見よう、と一度は思ったものの、 さすがに電源ファンが止まったままにしておくのにも偲びず、 結局電源をバラして買い置きのあったファンで吹きながら、Myhome サーバを再起動。そうしておいて、電源に合うファンを買って来ました。調布の Laox comuter 館が閉店になっていたので、柴崎の PC Depot で調達。NMB の 80 mm 超静音タイプというのを選びました。騒音 15 dB というのと、耐久時間が明記してある事に引かれたけど、 お値段はちょっと高め(2,470 円也)。 元のファンがセンサ無しのタイプ(リードが 2 本だけ出ている)だったので、 同じタイプを探したけど、そういうのはもはや作っていないみたい。
帰宅して、早速電源を組み立てる。ズボラして、3 芯のコネクタを、そのまま 2 芯のジャックに挿してやろうと思うが、赤黒が反対にしかささらない。 コネクタから金具ごと線を抜いて、赤と黒を交換して、そのまま挿す。 あとは問題無く組み上る。一旦電源を入れて確認してみる。OK ちゃんと回転している。 確かに静かだ。でも、その分風量も少ないような…。
久しぶりに筐体内を掃除してから、電源を組み込む。 ちゃんと組みあがったところで、再起動。 新しいファンは確かに静かだが全体としては、騒音の度合はあまり変らない。 現状で一番うるさいのは、どうも CPU ファンと、HDD らしい。こちらの静音化はちょっと大変そう。
電源の底に書いてあるので、バラすまで分らなかったのだが、 どうやらこの電源は、電源の(?) 筐体内の温度によってファンの回転数を制御する機能を備えているらしい。 ふーむ、それだと静音電源の Seasonic のと同じだ。大したもんです。でも、それなら (温度センサを持っているなら) ファンが止ってしまって、温度が異常に上昇しているのに、 自分でシャットダウンしないのはおかしい。ホントに UL 通っているのか?
4/19/03 (Sat): Myhome Server の電源ファンが止っていた…
My-home Server の電源ファンが一時かなりうるさかったのですが、 いつの頃からか気にならなくなって、自然に直ったのかな、 なんて思ってました(そんな訳ないって:-)。 今日ちょっと筐体を持ち上げてみてびっくり。 電源の部分が結構熱くなっているのでした。よくみると、件の fan が止っている…。増設した筐体ファンのおかげか、CPU も止まらず、電源そのものも何とか動いています。 しかし、ガンガン数値計算している方の CPU (CPU1) は温度が、59.9 C になっていました。あぶなかった。と言うか、Limit を 60 C に設定してあるので、きっと何らかの制御が働いていたのだと思います。 (だったら、偉いぞ、MSI の MB。Dual CPU にしておいて良かった。)とりあえず、その数値計算プロセスを止めたら、 CPU1 の温度は 43 C 程度まで下り、CPU0 と同程度となりました。
何度かやってみた事が有るので、即 ThinkPad で肩代り!と思ったのですが、 ThinkPad はディスクが窮屈になったので Apache 他のデーモンは消してしまっていたのでした。 ちょっと疲れている(海外出張から帰ったばかり)せいもあり、 一から環境を作る気になれず、肩代りはやめ。 ちょっと様子を見る(運を天に任せる)事にします。
明日、ひょっとしたら、サーバダウンになるかも知れません。
4/5/03 (Sat): RHL 9 への道は遠かった…
RHL 8.0 へのアップグレードは見送りました。X.0 は、「まあ避けた方が無難だろう」と思ったので。一方、 DistroWatch さんをウォッチしていると、8.1 の beta が出てからかなり時間が経つ。 で、「そろそろかな?」と楽しみにしていたのでした。そんなところに(3/25 頃だったか)、Red Hat Network さんからメールが来て、RHN のメンバーには、他の人達より一週間だけ早く Red Hat Linux 9 の ISO image へのアクセスを許してくれるんだとか。(Red Hat さんはリビジョン番号を X.X の形にするのは止めたんだそうな。で、次は 8.1 ではなく "9"。なんだか「やばそう」と思ってしまうのは私だけ?)
7.3 で何も不満は無いのですが、「$60 (RHN のベーシックメンバー) の御利益を感じてみたい」とか、「光接続 B Flet's の恩恵を実感したい」などという浮薄な気持(関西弁だと 「すけべごころ」と簡明に言えるんですが)を抑えきれず、 9 をダウンロード・インストールしてみる事に。
- RHN のページへ行って、ISO image を見つける。ダウンロードには
Wget か Curl を使えとあるが、どうやれば良いのか分らない。
どうも、パスに security の意味を持たせてあるらしく、やたら長い URL
になっているので、Mozilla の status field
には表示しきれない。仕方ないので、"Binary Disc
1" を右クリック→ Property で Address: の欄を wget -c
の後へ cut & paste
する。これでダウンロードを始める事ができた。
(こんなやり方を期待しているのではない、と思うんだけど。)
- しかし遅い!ftp のコネクションを確立するのに、何度も reject
されてしまう。それでも Wget
はそのつそ自動的にリトライして、なんとか転送を始める。(偉いぞ
Wget!)しかし転送速度は、10 KB/s から 20
KB/s くらいしか出ない。結局一つの ISO
image をダウンロードするのに 12 時間くらいかかった。
- ようやく、3 個の ISO image
をダウンロードして、インストールにかかる。CD-R
を持っていないので、フロッピィブートで行く事にする。
あまりに久しぶりでフロッピィの low level format
のやり方が思い出せない。(fdformat を使うのでした(^^;)
- ISO image を mount -o loop でマウントして、boot floppy
(bootdisk.img と、SCSI HDD のための drvblock.img )を作り、
また、インストール時の boot disk 作成用の blank disk も準備。
- DynDNS へ行って、offline アドレスを設定してから、host
をシャットダウン。上で作ったフロッピィを挿して、再起動。
- グラフィックモードを選ぶが、メディアとして HDD
を選んだら、その後で
「グラフィックインストールはできない」と言われてちょっとがっかり。
- テキストモードでもまあいいか、とインストールを続ける。が、HDD
のパーティショニングをする段になって、SCSI HDD
が認識されていない事に気がつく。起動画面の最初のところで、
"linux dd"
とコマンド入力して、インストールを始めないといけないのでした。
- その後は、ほぼ何の問題(私のちょんぼも)もなく、インストールが終了。
しかし、HDD からだというのに、(対話的な設定を除いても) 30
分もかかってしまった。
- Postfix ではなく sendmail
が立ちあがる設定になっている。(なんだかなぁ。) Postfix
はインストールされているのに、/etc/postfix が無い。
- OpenOffice がインストールされていて、しかも動く!(7.3
では何度やってもダメだった。)でも、日本語フォントが無い。
メニュー等は完璧に日本語化されているのに、何故?
- BlueCurve は好みが分れそう。
(要するに、私はあまり好きではない、という事:-)
- root からだと何の問題もないのに、一般ユーザは X
が立ち上げられない。PAM による Authentication
に失敗しているらしいが、なんでそんなものが要求されるのか分らない。
後日談: さっさと戻したつもりだったのですが、別パーティションにしてあった /var をインストール時にマウントしておいたら、/var/lib/rpm 以下を触られてしまい、殆どの RPM パッケージが新旧二種類インストールされている事になっていました。 幸い、前日に /var 他のバックアップが取ってあったので、それを戻して事なきを得ました。 他にも弄られている可能性もあるので、ちょっと心配。アップデート時に /var の内容を継承するのは、どうやるのがベストなんでしょうか。
3/29/03 (Sat): やっと Corega のルータが使えるようになった
3/22 の日記に書いたように、Corega ルータにすると「メールを送れない」とか「外部からの Web アクセスへのレスポンスにやたら時間がかかる」等の問題が有って、ADSL の時に使っていた MELCO の AirStation (WLAR-L11G-L) で一時的に代替していたのですが、ここにきてやっと Corega のが使えるようになりました。さすがにこのルータの throughput は大したもので、speed.rbbtoday.com Date: 2003/03/29(Sat) 11:35:06 Download: 37.21Mbps Upload: 8.69Mbps等という値が出ました。AirStation に比べて Upload は 3倍、Download では、 13倍のスピード改善です。とりあえず満足。
件の問題の原因ですが、これは「Corega のルータが DNS からのパケットをきちんと転送できない」事のようです。 なので、対策は「サーバ側で、nameserver として ISP の DNS を指定してやる」でした。具体的には、
- /etc/resolv.conf と /var/spool/postfix/etc/resolv.conf
の両方に
nameserver 202.238.95.24 nameserver 202.238.95.26
と書く(これは、So-net の場合です)。 - その後、httpd と postfix を restart する。
実は resolv.conf に ISP の DNS を書くというのはかなり早い機会に試していたのですが、Postfix の resolv.conf が別に有る事に気がつかず、「効果なし」と判断してしまったのでした。
今回の四苦八苦では、BBS(B フレッツ 非公式板)や、ML(connect24h, Red Hat Linux)で、沢山の方にお世話になりました。
Corega さんの「コレガテクニカルサポート」にも FAX で問いあわせしてみたのですが、
弊社サポートセンターでは、Linux をはじめとする PC-Unix 系 OS と自作系パソコンについてはユーザサポートを行なっておりません為、 的確な回答が出来かねる場合がございます事をあらかじめご了承下さ いますようお願い申し上げます。 …で始まる回答を FAX で頂きましたが、この前置きのとおり、 「的確な回答」にはなっていませんでした。そもそも PC のモデルや OS がサポートされていない事を云々されていますが、ルータと銘打つ以上、 プロトコルはきちんと実装されていないと不味いと思うんですが。
3/22/03 (Sat): B Flet's の運用開始
3/19 に引越しをしたのに伴ない、我が家の My Home Server は光接続になりました。VDSL 版の B Flet's マンションタイプです。先に B Flet's の申し込みと工事を済ませておいたので、引越し時点で VDSL modem は既に NTT さんによって設置済みでした。ルータ (Corega の BAR SW-4P HG) を継いでハードウェアは完成。
この時点ですんなり Corega ルータの設定画面にアクセスできました。 Menu の Wizard から接続試験ができるのですが、いきなり PPPoE サーバが見付からない、と言われて、試験は失敗。実はこれ、 認証に失敗していて(参考にならないエラーメッセージですね)原因は、 So-net さんへのコース変更が済んでなかった事、でした。 これはあたり前と言えばあたり前なのですが、しかし So-net さんには「引越しした後、 『当月より』でコース変更して下さい」と言われていたので、 てっきりアクセス可能と思っていたのでした。たまたま、Air-H" に繋る ThinkPad が有ったので、コース変更が可能でしたが、 そうでなければ「缶の中に缶切り」状態になるところでした。
という訳で、コース変更したらあっさり継がりました。Wizard で継がった状態のままで外部の Web サイトは見る事ができ、 プロバイダの POP サーバからメールを fetch する事も可能でした。例によって XEmacs のソース(約 10 MB)を FTP してみて速度を計ってみたところ、2,500 KB/s (20 Mbps) と出ました。以前の ADSL の 2 Mbps のちょうど 10 倍。Web サーバを DMZ に指定したら、心配だった Dynamic DNS もちゃんと動いてくれて、外部からの Web へのアクセスやメールの着信も問題無さそうでした。
で、やれやれ、と思っていたいたのですが、実は大問題が…。 メールが外部へ出ていかないのでした。/var/log/maillog には
(Name service error for xxx.so-net.ne.jp: Host not found, try again)などというログが残っています。Postfix から MX レコードを引けていないみたいです。ホストの /etc/resolv.conf に直接 So-net の nameserver の IP を書いても、事態は改善されず…。
もうひとつ、外部から見ると、Web の応答が異常に遅い。このサイトの home を表示するのに 30 秒以上もかかる事が有る始末。
これではならじと、2 時間くらいもいろいろ Corega ルータの設定を弄ってみましたがどうしても問題は解決せず。 思いあまって、引越し前に使っていた MELCO のルータを取りだし継いでみました。そうしたら、以上の問題 (name server の問題、アクセス速度の問題)はあっさり解決してしまいました。 しばらくはこの構成で行く事にします。
ただ、さすがにスループットは出てません。 RBB Today さんでの測定によると、
Date: 2003/03/21(Fri) 20:56:40 Download: 2.86Mbps Upload: 3.25Mbpsなどとなっていました。上りの方が速い、というのが面白いですね。 サーバとしては好都合ですが。
Web のレスポンスも、大幅に改善されて、32 kbps の Air-H" ごしで、6 秒以下に収まるようになりました。散々けなしてきた MELCO AirStation ですが、お世話になります(^^;
3/10/03 (Mon): 一日のアクセスが 100 人を突破
開設以来初めて一日のアクセスが 100 人を越えました。ご愛顧ありがとうございます。 これからも宜しくお願いします。(でも、なんで急に増えたんやろ。) ちなみに、このサイトのアクセスカウンタは、 どのページへのアクセスも数え上げますが、そのかわり、5 分以内の再アクセスは Reload もしくは、「ページの移動」と看倣して数えないようになっています。 (アクセス件数ではなく、人数を数えているつもり。)
3/8/03 (Sat): アップデート諸々
NumPy (Numeric Python) が 23.0 になったので、ダウンロードしてインストール。SourceForge の Search Engine が不調(なんだか、このごろちょくちょく壊れますね)で、 ソースにたどりつくまでが大変でした。w3m も 0.4.1 に。こちらは何の問題もなくスムースに行きました。
カーネルもアップデート。実は最初のトライでは、 インストールに取り掛かったあたりで root partition の容量が足りなくなって中止してしまったのでした。 再度挑戦した時に、RHUA はダウンロードしたパッケージの在処を覚えていて、 ちゃんとインストールから再開してくれました。偉いぞ、RHUA。)
3/5/03 (Wed): Red Hat Network の正式会員に
この頃はカーネルの再コンパイルはおろか、もとから distribution に含まれていたアプリケーションのアップデートも、 手でやる事は殆どありません。 (堕落の一途というべきか、「Linux で遊ぶのではなく、Linux を使う」ようになった(成長した)と言うべきか:-p)というのも、RedHat Linux を 7.3 にしたとき、ふと RedHat Update Agent を enable にしてみようと思い立ち、それ以降これのお世話になっているのでした。 それまではなんだか胡散臭いと思っていたのですが、これがなかなか便利。 RedHat が新しい update 用の RPMS を準備すると、Gnome 上の RedHat Update Agent がそれを察知して、普段は、 のようなアイコンが、 に変ります。この状態のアイコンをクリックすると一連のツールが動き出し、 それの「いいなり」にさらにいくつかクリックするとアップデートが完了。 普通にやるとかなり面倒なカーネルのアップデートも、この Agent だと他と同様の操作でアップデートできます。
唯一の不満は、時々 RedHat のサイトが混みあって、なかなかダウンロードできない事。特に kernel のアップデートが有った時などは、何日も待たされる事が有ります。 デモアカウント(無料ユーザ)は、サーバが混んでくると、 アクセスを拒否されるのでした。
先日、そのデモアカウントを継続するには再登録が必要、 というお知らせが来ました。ちょっと迷いましたが、8.1 がもうすぐリリースされそうな事もあり、年間の費用 $60 の Basic コースを申し込む事にしました。それが一週間程前の話。
昨日、また kernel がアップデートされたので、やっと真価を試す機会ができました。 アップデートのアナウンスの直後だったにもかかわらず、 以前のように「今忙しいからまた後で」みたいな、 つれないセリフを見せられる事なく、すぐにダウンロードが始められました。 でも、転送速度にはあまり改善が見られず、平均すると 60 KB/s 程度でした。(我が家の ADSL の上限は、250 KB/s くらいです。)
しかし、本当に真価が問われるのは、 新しいディストリビューションがリリースされた直後でしょう。さて、8.1 がリリースされたらどうなるかな。
2/1/03 (Sat): Namazu 再訪
去年の10月14日に Namazu をインストールして、とりあえず「ウエブサイト内全文検索システム」 が稼働してはいたのですが、- 検索のページ (frame) が EUC なのに、他のページが全て JIS
になっているので同一画面上に異る漢字コードを持つ frame
が同居する。ブラウザで charactor code
の自動検出がちゃんと働いているうちは問題ないのですが、
何かの拍子に文字化けしたりして、うまくない。
- 追加的に Index を作成できない。 すなわち、変更したファイルだけを対象にして Index を追加する、という事が何故かできない。
漢字コードがからむとなんだか最初から腰が引けてしまうのですが、 案の定「わけわか」状態に…。 で、その途中の右往左往は(恥かしいので)端折りますが、 namazu-users-ja ML で教えていただいた結果、
- 今のところ、namazu.cgi から JIS
コードを出力させる事はできないらしい。
- namazu.cgi に薄いラッパをを噛ませて、JIS
コードに変換してやれば良い。すなわち web page から namazu.cgi
を直接呼ぶ代りに、
#!/bin/sh ./namazu.cgi | nkf -j
というスクリプトを呼ぶようにする。 - namazu.cgi は Content-Type: ヘッダで EUC を指定しているので、
cgi-bin ディレクトリにある、.namazurc ファイルに
ContentType "text/html; charset=euc-jp"
という行を追加する必要が有る。
早速、やってみたら、2) まではうまく行ったのですが、3) を実行すると、
Error .namazurc:85: syntax error: unknown directiveと言われてしまいます。で、なんとか似たような効果を持たせようという事で、 .namazurc から上の行を消去し、代りに template の NMZ.head.ja に
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=euc-jp">
という行を付け加えてやりました。
とりあえず、これで所望の動作はするようになったのですが、 なんだか気持が悪い。で、Vine-2.5 やら Rawhide から、RPMS を取ってきて namazu を最新のものにしようとしてみたのですが、 いずれも依存性の問題で撥ねられてしまう。
仕方なくソースから最新版(2.0.12)をインストールしてみました。 そしたら案ずるより産むが易しで、
- ./configure (no option) => make => make install
- namazu.cgi を /var/www/cgi-bin に置いて、x 属性を与える
- /var/www/cgi-bin/.libs というディレクトリを作ってやる
だけで、あっさり動いてくれました。(ContentType directive を理解してくれた。)
嬉しい事に、このとき一緒にインストールされる mknmz は、上に述べた「追加的な Index 作成ができない」という問題も解決してくれました。思うに、RedHat に最初からついてきた namazu-[*-]2.0.10-4.i386.rpm は、実は 2.0.10 より古かったか、 パッケージングの際になにか変更されてしまっていたのかも知れません。
1/31/03 (Tue): Flet's ADSL の障害で、接続が丸一日不安定に
なんだか昨日あたりから、自宅サーバへのアクセスがとても不安定でした。- 外からの ssh によるアクセスは、とてもレスポンスが遅い上に、 しょっちゅう固まる。
- HTTP では、異常に遅い他は、まあ正常に動く。
- IMAP は動く。
- 外部からのメールは受け取っているらしい。
といったところですか。帰宅して、自宅サーバにログオンしてみると、
- DynDNS への ipcheck は、殆ど全部 time out。
- So-net の NS への ping は 10% くらいしか通らない。
- fetchmail はたまにしか成功しない。
という状態。まさか、とは思いましたが、router を off/on してみたけど変化無し。何度か再接続をして異なる remote IP address をもらってみたけど、やはり同じ。あきらめて寝てしまいました。
昼過ぎになって外出先から戻ったので、So-net さんのサイトにアクセスしてみたのですが、Flet's シリーズは、NTT さんに丸投げの体ですなぁ。 (そもそも、それらしいコーナーが設けて無い。)
それでは、という事で、NTT へ言ってみたら、そのものずばりの 「お知らせ」が有りました。 菅局というのが我が家がぶらさがっている集合局(?)なのです。
「なんでうちの局だけ」という気がしますが、 まあ不具合がたまに出るのは仕方ないでしょう。でも、 復旧に丸一日以上かかってしまうのは何故なんでしょうか。
1/28/03 (Tue): マイホームサーバへの接続が一時不通に
今日の午前 11時頃から、My Home Server に繋がらなくなってしまい、 「また、ルータのハングか」とばかり、家のカミさんに電話して ルータをリセットしてもらうも、回復せず。iMac から外へアクセスできるかどうかを試してもらっているうちに、 また繋がるようになりました。訳わからんぞ、と悩みましたが、 ふと思いついて、NTT-East のサイトへ行ってみたら、ちょうどその頃 「(神奈川県の) So-net 様との接続装置のメンテナンス工事」中だったのでした。MELCO ルータさん、疑ってごめん。 それにしても、今回は NTT East さんから何のお沙汰も無かったなぁ。 工事の情報を流すのを止めてしまったのかな。
1/21/03 (Tue): Graphic Board 戻る
先の日記にも書きましたが、Graphic Board (Torica VMX400-64ATVD) を製造元へ修理に出していたのですが、本日返ってきました。 どうもファンだけでなく、ボードそのものを取り換えてくれたみたい。 早速、ピンチヒッターだった Diamond Stealth 64 と交換して、再起動。今回も H/W の自動認識はうまく行ったようです。ログインして Xconfigurator 一発で、元の環境に戻りました。やはり軽快です。X のウィンドウがきびきと反応してくれる。何より、Xine がちゃんと見えるのが嬉しい。肝心の異音ですが、ちゃんと直っているみたいです。 しかしながら、前のものも買ってしばらくは OK だったので、安心するのはまだちょっと先にのばそう。
1/17/03 (Fri): ファンの厄年
昨年はなんだかんだとファンにたたられる年でした。 秋から年末にかけて、 最初は自分で追加したファンが異音を発するようになり (これは私の取り付け方が悪かったようですが)、 次はグラフィックボード。そのグラフィックボードを、三連休の前になってやっと、Torica さんに送り返しました。昨日 E-mail で、「不具合を確認したので、新しいのと交換する」旨連絡をいただく。
一安心。と思ったら、どうもこのところ電源のファンもうるさくなってきた。 こちらはさすがに寿命かも。二年半にわたり連続運転してきたからなぁ。 電源のファンだけ交換するか、電源をとりかえるか。 はたまた、この際ケースを「静音」タイプにするか。
1/13/03 (Mon): Mailman-2.1 インストールのメモ
我マイホームサーバでは、いくつか ML を運用していますが、 これまでそれに Fml を使って来ました。それを Mailman にするべく、右往左往してみました。いえ、何も Fml に不満は無いのですよ。ただ、Fml が Perl で書かれているのに対して、 Mailman は Python ! というだけの理由で、Mailman に浮気してみよう、と思った訳です。 しかし、以前ちょっと秋波を送った時は、あっさりそでにされたのでした。 (早い話が、うんともすんとも言ってくれなかった。) で、大変かも、という予感は有ったのですが、昨年末に、-2.1 になった事もあり、勇躍再挑戦、という訳です。しかし、やっぱり大変でした。 大変だった理由の一つは、私には Mailman がどんな風に動くのかさっぱり見当が付いてなかった、という事です、勿論。 しかし、それをさしひいても、ドキュメントがもうちょっと親切だったら良いな、と思いました。しかし、一般論のままでは、私が既存の INSTALL をもっと適切なものにできるはずも無いので、ここでは、Postfix と Apache を前提にして、インストールの方法を書き残しておく事にします。
mailman ユーザ・グループの作成
mailman というユーザとグループを作ります。# /usr/sbin/groupadd mailman # /usr/sbin/useradd -g mailman mailman # /usr/sbin/usermod -G mailman yourlogin
最後のコマンドは、貴方自身を mailman グループの一員にするためのものです。(yourlogin は勿論あなたが普段作業するユーザ名と読み換えて下さい。 また、行頭の # は、super user になって、$ は一般ユーザで作業する事を示します。)
Mailman の configure とインストール
まず、/usr/local/mailman というディレクトリを作り、その owner と owner group をともに mailman にして、かつ、そのパーミッションを# chmod a+rx,g+ws
で、変更します。すなわち、
drwxrwsr-x 20 mailman mailman 1024 Jan 13 12:52 /usr/local/mailman/
となるようにする訳。
で、mailman-2.1.tgz を sourceforge から、mailman-2.1rc1+jpkit.tar.gz
を
菊地さんのホームページから取ってきます。
まず、mailman-2.1 を yourlogin で適当なディレクトリに展開して、
$ cd mailman-2.1 $ ./configure --with-cgi-gid=apache $ make install
で、インストールし、その後、
$ cd /usr/local/mailman $ tar xzvf ~/mailman-2.1rc1+jpkit.tar.gz $ cat Mailman/mm_cfg.py.add >> Mailman/mm_cfg.py
として、日本語キットを付け加えます。
Mailman の設定
/usr/local/mailman/Mailman/mm_cfg.py に、MTA='Postfix' の一行を付け加えます。また、/usr/local/mailman を cwd にして、
# bin/check_perms -f $ bin/mmsitepass
やって、インストールしたファイルのパーミッションを設定し直し、site 全体のパスワードを設定します(後に ML を create するのに必要。)
6/6/04 (Sun) perm_check を check_perms に訂正しました。
Apache と Postfix の設定
/etc/httpd/conf/httpd.conf に次の記述を加えます。ScriptAlias /mailman/ "/usr/local/mailman/cgi-bin/" Alias /pipermail/ "/usr/local/mailman/archives/public/"
また、/etc/postfix/main.cf の
alias_maps = hash:/etc/postfix/aliases
を
alias_maps = hash:/etc/postfix/aliases, hash:/usr/local/mailman/data/aliases
と書き変えます。
FML を lock する
ML が異なれば、FML と Mailman は並行して働くので、特にどうこうする必要は有りませんが、もし、FML から ML を移すのであれば、すなわち、FML に有る ML の名前(例えば otaku-ml)を Mailman で create するのであれば、FML を lock してからの方が安全でしょう。 ユーザ fml になって、$ cd /home/fml $ ./makefml lock otaku-ml
とします。(この間、その shell は止まります。)
Mailman が再起動の度に自動的に立ち上るようにする
これは、附属の INSTALL の記述のとおり、# cp scripts/mailman /etc/init.d/mailman # chkconfig --add mailman
とやれば OK。
新しい ML を作る
ブラウザを立ち上げて、http://your.domain/mailman/create へ行くと、このような画面 が表示されますので、これに沿って入力していきます。 ちょっと分り難いのは、「初期リストパスワード」と 「リスト作成者の認証パスワード」の違いでしょうか。 前者は、作成したリストを維持・管理するのに必要なパスワードで、 後者は、先に bin/mmsitepass で設定したサイト全体を管理するためのパスワードです。ここで「作成する」を click し、「作成が完了しました」と表示されたら OK です。
FML の ML を Mailman へ移す
FML のアーカイブは /var/spool/ml/xxx/spool の下にある MH 形式のファイル群ですが、まずこれを、mbox 形式に直してやらねばなりません。packmbox.pl というツールが見付かったので、それを使う事に。これは、 このサイトにあります。例えば、otaku-ml という ML のアーカイブを pack して、それを元に Mailman のアーカイブを構築するには、
$ mkdir tmp.dir # cp -R /var/spool/ml/otaku-ml/spool tmp.dir # chown -R yourlogin tmp.dir/spool $ cd tmp.dir/spool $ chmod +x ~/packmbox.pl $ ~/packmbox.pl > ~/tmp.mbox $ cd /usr/local/mailman $ cp ~/tmp.mbox archives/private/otaku-ml.mbox/otaku-ml.mbox $ bin/arch otaku-ml # chown mailman:mailman archives/private/otaku-ml.mbox/otaku-ml.mbox # chmod g+w archives/private/otaku-ml.mbox/otaku-ml.mbox
のようにやります。後の二行は、Mailman がアーカイブに新たにメッセージを足して行くために必要です。 NB: Mailman-2.1 のバグらしいのですが、本文に @ が入っていると、bin/arch がうまく働きません。私は取り敢えず、
ARCHIVER_OBSCURES_EMAILADDRS = 0の一行を /usr/local/mailman/Mailman/mm_cfg.py に加える事で回避できましたが、より根本的には、 菊地さんによるパッチを当てるべきかも知れません。 (私はまだやってみてません。)
肝心のアドレスリストは、http://www.otacky.jp/mailman/admin/otaku-ml から、「会員管理」→「まとめて会員登録」で、 「...又はアップロードするファイルを指定してください:」で、FML の members (/var/spool/ml/otaku-ml/members) を指定してやると、一括して登録できます。(但し、コピーを作って owner もしくは permission を変える必要はあります。 通常 FML (owner) だけが読めるようになっているため。 )
この時、そのリストを、
"漢字の名前" <namae@domain.name.jp>
の形にしておけば、Mailman は前半を名前、後半をメールアドレスとして登録してくれます。 (但し、漢字コードは euc-jp でなければなりません。)
こうしておいて、(lock していたのであれば、 Ctrl-C で起こしてから)FML の ML を殺し(fml になって、
$ makefml destructml otaku-ml
とする)た後、念のために、
# /usr/bin/newaliases $ bin/mailmanctl restart
とやって、Postfix と Mailman を再起動すれば、ML が新たに動き出します。
143/1,791,451 Taka Fukuda Last modified: 2010-04-11 (Sun) 18:04:04 PDT