オタク日記

(Mac と Linux)

目次

2013-03-30 (Sat): メールシステム三題
2013-03-23 (Sat): Tethering 再々訪
2013-03-20 (Wed): Emacs-24.3
2013-03-16 (Sat): Tethering 再訪
2013-03-01 (Fri): iPhone 4S で Tethering
2013-02-20 (Wed): MacPorts と EmacsMac.app
2013-02-09 (Sat): Windows 8 Pro on Fusion (続き)
2013-02-02 (Sat): Windows 8 Pro, 3,300 円!
2013-01-21 (Mon): AquaSKK 復活

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2013-03-30 (Sat): メールシステム三題

gmail.com や softbank.jp へも wanderlust でアクセス

Apple さんは、いろいろ突飛な事もしてくれるが、 事インターネット規格に関しては(最近は) 厳密に標準を守ろうとする姿勢が出てきたようで大変好ましい。 例えば iPhone のメールは、IMAP サーバに届くようになっている。 つまり、iPhone に限らず、どこからでもそのメールが読める訣だ。 (しかし、SoftBank さんは別にそれが自慢でもないのか、 時々「iPhone からじゃないとアクセスを許さない」なんていう URL がそのメールで届く。)

Gmail.com はもとより IMAP でアクセスできる。

という事で、この二つに Wanderlust でアクセスできるようにしてみた。

以前一度失敗した事があるので、少々身構えたが、今回はすんなり成功。 と言っても、単に .folders

%inbox:fukuda/clear@otacky.jp
%inbox:******/clear@imap.gmail.com:993!
%inbox:******/clear@imap.softbank.jp:993! 
とするだけだった("*****" は username。)つまり Linux の IMAP4 (dovecot) との違いは最後の ":993!" だけ。(993 は port number, '!' は SSL を使うという意味。) パスワードの入力を省略したければ、そのサーバにログインしている状態で、 elmo-passwd-alist-save を実行すれば良い。

これは素晴しい。iPhone の文字入力なんぞは勿論の事、 gmail の CMS でさえ Emacs の使い勝手には遠く及ばないから、 メールを読み書きする効率は、格段に向上した。 (それでも時々メールを見逃すのは、ユーザ(私)の怠慢です。)

最近のスパムメール事情

我が家の、メールサーバは、スパムフィルタとして Spambayes を採用しているが、これはこのところよく健闘していて、 振り分けた後の unsure と spam の比が 1:10 くらいに収まっている。
unsure が spam の 1/10 に
SpamBayes の切れ味は「まあまあ」
(右端の値が2週間の合計)
しかし「健闘している」というのは、ちょっとユルイ評価で、 かつてはもっと切れ味が良かったように思う。 しかし、敵(スパマーさん)もさるもので、 フィルタ除けのあの手この手を編み出してくる。 例えば
  1. 差出し人のアドレスに paypal や銀行の純正のドメインを騙り、 かつ、文面を非常にそれらしいものにする。 誘導する url も、純正のそれと非常にまぎらわしいものを使う。
  2. 本文はほんの僅か(url のみとか)で、 後に無闇に長い文章をつける。 (多くはニュースサイトからのコピー・ペースト)。
  3. 上記 2 の変形で、その文中の単語に無意味な綴りを付け足す:
    CHICAGO - A potent winter Njg3YmU3ZThmZGU5YTk4OWM3OGJjYzRmNmJkOWViYWE_
    storm that buried much of the U.S. Plains and left at
    Njg3YmU3ZThmZGU5YTk4OWM3OGJjYzRmNmJkOWViYWE_ least three people dead
    moved into Chicago on Tuesday, forcing hundreds
    Njg3YmU3ZThmZGU5YTk4OWM3OGJjYzRmNmJkOWViYWE_ of flight cancellations and
  4. あからさまな言葉を避けた文章にする。 「バイアグラ」とか「的中率」「投資」などという単語が入っていると、 まずまちがいなく弾かれるので、それらを使わない苦心の作文をする……
これらはいずれも、単語のベイズ確率からスパム度を計算する SpamBayes には手強い相手。 1. については、単に弾く事なら比較的容易だが、 以降、本当にその銀行からのメールを unsure としてしまう可能性が高くなる。 この場合はフィルタで弾こうとせず、「URL が、真正のものとちょっとでも違っていれば無視する」が正解。 こういうのは、しばらくすると、 それが誘導しようとするサイトが閉鎖されてしまうので、 スパマーもそうそうは使えない「手」のようだ。実際、最近は減ってきている。

2. 以下も SpamBayes には嫌らしい相手で、完全に弾こうとして、これらを spam のデータベースに放り込むと、ハムが unsure とされる確率が上がる。 しかし、1. と違って、ペナルティ(重要なメールが unsure になる)が然程重くないので、思い切って、スパムの方に放り込む事にしている。

という訣で、完全な「排除」は難しそうだが、unsure をウォッチしていて、その割合が増えてくると、 同じパターンのメールをスパムのデータベースに放り込む、 てな事を月に数回やっていれば、1:10 程度の比率にはできるようだ。

お願いしますよ、IEEE さん

で、そんなところに、或る日突然、 Subject に "***[Possible UCE]***" と入ったメールが届くようになった。 訣がわからなかったが、UCE をググると、 computer.org の文書がトップで出てきた :-p。 しかしこれ、大昔に IEEE が、UCS/Spam Tagging サービスを始めた時の「同意書」で、これを参照しているのは Tagging level を設定するページ。 で、それによると私は「平均レベル」の UCS/Spam Tagging をする設定になっている……。

やっぱり「わけわか」だが、しばらく様子を見ながら、 このタグ付けをスパムフィルタに生かせないか考えてみよう…… なんて思っていたら、三日くらいして、パタッとタグ付けがされなくなった。

私は自分の設定を一切触っていないので、 「何だ何だ?」という感じであったが、つらつら考えてみるに、 IEEE のサイトで設定ミスがあり(古いサービスを再開してしまった)、 三日後にそれに気がついて、またそれを停止した、 という事ではないかと疑っている。 前にも「一方的に配信を中止してしまう」という事が有ったしなあ、 「お願いしますよ IEEE さん。」


2013-03-23 (Sat): Tethering 再々訪

SB から、今月分の請求が来た。利用料金としては、先月より 200 円程高くなっているだけ。どうやら、Jailbreak + Tethering を咎められる事は免れたようだ。

しかし、喜んでばかりは居られない…… iOS が 6.1.3 になったが、これに上げると 「脱獄 (jailbreak)」ができなくなるんだそうな。 なんでも、evasi0n が利用していたバグ?を塞いでしまったという事で、 ちょっと待ったら、また jailbreak が可能になる、という訣ではなさそうだ。 折角便利な Tethering 生活を堪能していたのに……

と嘆いていたら、SB さんから、iPhone 5 に機種変したら、 1 万円下取り料出しますよ、という案内がハガキで来た。 へー、そうなんだ。なら、この際 iPhone 5 に上げてしまおうかな……。 いやしかし、何というタイミングだろ。さては SB さん、今回の「パッチアップ」で、Jailbreak + Tethering ができなくなったのを知った上で促しているのかねぇ、これ。 (だったら凄いね。ちょっと怖くもあるが。)

そういえば、そもそも Tethering 機能を殺している、もしくは制限しているのは AT&T を始めとするキャリアの方なんで、 ケチ!という相手は、むしろ SB さんなんだよね、この場合。


2013-03-20 (Wed): Emacs-24.3

  >>2013-03-22 (Fri): 改訂
  >>2013-03-30 (Sat): 改訂

3/14 に MacPorts の Emacs.app (emacs-app) が -24.3 になった。 今使っている EmacsMac.app (emacs-mac-app) の方は、 少し遅れて昨日 (3/19) MacPorts に反映された(つまり emacs-mac-app-4.0 となった。)

EmacsMac.app-3.93 に変えた時、 modeline-face を弄ろうとする init.el も DDSKK もアウトになった。これはベースが既に 24.3 だったからで、 Emacs.app も今回それと同様に 24.3 になったから、やっぱり DDSKK のアップデートが必要だった。(ちなみに、DDSKK は 15.1 が出ている。)

が、EmacsMac がいきなりフリーズ。(Tool Bar は表示されていない状態だったので、下に述べる問題とは多分無関係。) 上述のように、今後は EmacsMac を使って行こうと決めていたが、これでちょっとたじろいでしまい、 しばらく Emacs と並べて使ってみる事にした。

比較を始めてしばらくは双方順調に動いていたが、そのうち 今度は Emacs.app が Wanderlust を使っているうちに、二度フリーズしてしまい、 どちらがより安定だと一概には言えなくなった。 うーむ。

しかも、EmacsMac に移行する時に決め手となった「差異」も少くなった (双方同じコードベースになったのだから当り前か。) 共通の改善点は

しかし残る差異は結構大きい。

Emacs.app
Emacs.app (-23.4)
EmacsMac.app
EmacsMac.app (-4.0)

図からだけではちょっと解り難いが、違いは:

等。どうやら、フォントの扱いが根本的に違っているらしい。

あと、決定的なのは、EmacsMac.app の方は Tool Bar の icon に触ると覿面にクラッシュする事……。 普段は、Tool Bar は表示させていないので、実は「決定的」とまで行かないのだが、 とりあえず、Emacs.app の方に「戻る」事にする。

2013-03-22 (Fri):
emacs-mac-app@4.0 を "port install -b" でインストールしなおすと、クラッシュしなくなった。 バイナリインストールの方が安定している、というのがちょっと意外。 でも、とりあえずは、このまま emacs-app の方を使い続ける事にする。
2013-03-30 (Sat):
その後すぐ (3/25) emacs-mac-app が @4.0_1 となった。早速インストールしてみたが、 問題なく動くようだ。例によって、試用している内に、 ずるずるとこっちに移行してしまった。 もう一週間になるが何ら問題は無い。 安定性についても今のところ一度もクラッシュしていない。

2013-03-16 (Sat): Tethering 再訪

D25HW 帰る

D25HW がカミさんと一緒に帰ってきた。 改めて、iPhone 4S の Tethering と比較してみた。 Speed は、上り/下りが 1.3/3.9-6.1 Mbps で、4S より若干遅いかな、 と思ったが、直後に 4S を計ったら 0.54/3.1 Mbps と出た。 こちらは速い時は、3/8 Mbps とか行ったので、 判断に困るが、平均としてはまあ同じくらいか?

それより D25HW で気になるのは、接続確立にとても時間がかかる事。 新に Power ON してから、WiFi の接続までに関しても、4S より時間がかかるような気がするが、 その後実際のデータの転送までに 10-20 秒もかかってしまう。多分 DNS を引くのに苦労しているのだろう。

Jail Break を咎められた?

iTunes が 11.0.2 になったあたりで、iPhone を接続すると「その iOS は改変されているので、インストールしなおすように」 と言われた。無視すると手動の Sync ができなくなった (iTunes 側の Sync のメニューが消えてしまった。) うわ、バレたか、と思ったが、委細構わず二度程 iPhone を挿し直すと、メッセージが出なくなり、また Sync ができるようになった。

SB からも、「iOS のバージョンによっては、問題が出る事が解ったので、 バージョンを確認して欲しい」というメールが来た。あらま、こっちもかい、 と思ったが、実際にチェックしたら何の事はなくて、「最新のようなので OK です」だと。

後は、次の iOS のアップデートと、SB からの課金だけだな。 (って、元から心配だったのはこっちなんですけどね。)

再接続

Tethering を(当然 WiFi も)常時 ON にして使っている(System Settings の "Personal Hotspot" を通常 ON にしてある。) 電池の保ちがちょっと心配だったが、「WiFi のみ ON」 の時に比較して然程遜色が有るとは思えない。 また、電話や SMS も問題なく使える(着呼・発呼とも。)

但し、丸一日出掛けて、しかも Tethering をしながら MBA の電池をほぼ空にしてしまう、という使い方だと、 iPhone が朝出る時に満充電されてないと、夕方には心細くなる。 引退祝いに頂いた「モバイルバッテリ」はそんな時のために有るようなものだが、 鞄に入れて持って歩くようになったのは、つい最近の事——結構重いので。 しかも、これ、かなり自己放電するようで、一旦満充電した筈なのに、 その後何ヶ月も放っておいたら、少ししか残っていなかった……。

さて、上記のように、Tethering の「スイッチ」は常に ON にしてあるのだが、 そうであればいつも、MBA から接続できるか、というとそうではない。 つまり、何時も "discoverable" な訣ではない、という事。 で、どうやったら、MBA から(再)接続のために見えるようにできるかが実は良く解らなかった。 勿論、上記の PH のスイッチを OFF/ON してやれば、OK なのは言うまでもない。 ところがそれをやらなくても繋る事があって、ちょっとしたミステリーだった。 が、どうやら Settings のそのページへ行くだけで OK という事らしい。

しかし、それ(S/W スイッチの OFF/ON が不要)が解ったとしても、パスコードを入れてアンロックして、 そのページに行って……というところが既にかなりな手間だから、 大勢に影響はないんですけどね。 それならば、一層の事、どれかの H/W スイッチに触るだけで discoverable にしてくれたら良いのに、と思う。でも、そしたら今度は、 偶然スイッチが入って電流が無駄遣いされてしまう…… という方を心配しないといけなくなるか。


2013-03-01 (Wed): iPhone 4S で Tethering

EMOBILE の Poket WiFi はまあまあ順調に働いてくれている(GP02 のハングのせいで D25HW にダウングレードした事を除けば :-p) なので、2年しばりが解けるこの 4 月までは、iPhone5 + (純正)tethering はお預けにしようと思っていた。 が、その D25HW が、もうすぐ帰省するカミさんに付いて行く事になった—— 有り体に言えば、持って行かれてしまう。 が、それも止むを得ない、なにしろ義母が交通事故で入院中なのだった。

と、諦めの境地にいたところ、evasi0n (Jailbreak アプリ)が iOS 6.1.2 に対応した、との噂(実は、本屋さんで立ち読みした雑誌にそうあった。) 思えば、米国では Bluetooth のみの Tethering (Personal Hotspot) にがっかりさせられ(遅い、不安定)、 帰国後は、一度 Jailbreak を試して撃退され、その後 Tethering まがい("Rock Paper Scissors") を使ってみたがあまり芳しくない(不安定)…… という経緯が有って、Tethering はもうヤメ!と決心していたのだが、 上記のような事情となると、またぞろモチベーションは上がってくる。 で、不安を押えて、エイヤとやってみた。 (「目標が低すぎないか」等とアジる孫さんに背中を押されたせいも有る :-p)

eversi0n のダウンロードサイト
eversi0n のサイト
(孫さんの広告は偶然です、多分)

Eversi0n 自体のインストールは簡単でスムース、 http://evasi0n.com/ から、Mac OS X 用の dms をダウンロードしてきて、 それをインストールするだけ。

eversi0n のインストール
eversi0n のインストーラ画面
しかし、 それを使って、iPhone を Jailbreak する方は、ちょっとはらはらする場面も有る。 しかしまあ、このペインの指示に従っていれば、大丈夫。(途中 Unlock しろ、とあれば、それは iPhone のスクリーンの Unlock の事。)

TetherMe の download/install は、上の eversi0n のインストールの際に一緒にインストールされる Cydia というアプリケーションを通して、それを買う事から始める。$4.99 也。 が、これが非常に解り難い……。AppStore が如何によくできているかを再認識させられる :-p。 ともあれ、Search(ルーペアイコン)で TetherMe を探して、その項をタッチすると、 購入プロセスが始まる。

TetherMe のインストール
TetherMe のインストール
(実際には矢印の部分が [Install]で、ここを tap)
 
今回は PayPal でログインして、PayPal で支払い……。 支払が完了すると色々表示されるが、一番右上の [Install] (図では [Modify] になっている) を tap する。(他のは皆参考資料とか広告で、迷い込むと面倒。)

Personal Hotspot
Personal Hotspot の起動
(Wi-Fi で接続——最上部に状態が表示されている)
 
インストール完了は何ともそっけなくて、 App のアイコンが表われる訣でもない。System Settings へ行って、新しくできている Personal Hotspot をタップし、 そこから、Personal Hotspot を ON にすれば OK。 そこに、Login のためのパスワードが表示されている。

MacBook の方で、FiFi メニューをプルダウンして、自分の Host Name (ESSID?) を探して、クリックし、 上記のパスワードを入力してやれば良い。WiFi の icon が「鎖」personal hot spot のマーク に変わり、接続が確立する。

一日使ってみての感想:

なかなか快適である。 これまでの「ここという時に繋がらない奴」という印象は払拭された。 唯一の「不満」は、自動切断の後の再接続のときの操作(D25HW は、専用のボタンを 2 秒押すだけ)くらいのもの。 元々 Personal Hotspot はずっと昔から iPhone には内蔵されていたもの。 なんでこれを使えなくしておくんだろうねぇ。

2013-02-20 (Wed): MacPorts と EmacsMac.app

MacPorts はこのところ順調というか平穏無事だったので、それと MacOSX を組にして人様に勧めるページを書いたりもした。 が、最近また動きが出てきた……

ちょっとパニック

最近 port 自身が、2.1.3 になった。 ちょっと身構えたりもしたが、その直後は特に何も問題は無かった。 が、そのうち、すんなりとは upgrade できない command が出てくる。 いつもながら、pango, cairo, wine-devel などが問題児である。 それでもまあ、このごろは慣れてきて、 特に急いでなければ「暫く放っておく」事にしている。 これで何事も無かったように解決する事が結構ある。今回は wine-devel がそうだった。が、そうもいかない問題も出てきた。 何をやっているのかよく解ってないのだが、command のインストールの度に
--->  Updating database of binaries: 100.0%
--->  Scanning binaries for linking errors: 100.0%
--->  No broken files found.
などと言う事をやる。(xx.x% のところが書き変って進捗を示す。 binary package をインストールするようになって、 既存のライブラリと互換性を確保するために必須となったプロセスなんだろな、多分。) で、今回、libz の upgrade の後、何十個も broken file が見付かり、 しかもその後も command の upgrade の度に check にひっかかるようになってしまった。

明らかに、MacPorts のデータベースの不具合なので、 再インストールしたいのだが、 40 余りの package が zlib に依存していて、 再インストールするためには、これらを一旦全部消さないといけない。 「これじゃあ、MacPorts 全体を再インストールするのと変わらん……」と殆んどパニックになりかけた。

が、ええいままよ、とばかり % port uninstall -f zlib として一旦強制的にアンインストールして、またインストールしてみると、 上の問題は解消した。こんな事して後々大丈夫か?と思うが、 幸いな事に今のところ不具合は見付かっていない。

EmacsMac.app (emacs-mac-app)

できるだけ手間を省きたい、という事で、少し前に Emacs.app や、Python さえ MacPorts 版に統一した。これはまあ正解で、 それぞれのサイトをいつも見てなくても、MacPorts 全体を定期的に upgrade しておけば、これらも常に最新に保たれる訣だ。しばらくこれで行こう、 と決心した筈なのだが……

ところが、他の目的で % port list の結果を眺めていたら、 emacs-mac-app という package が入っているのが見付った。 Github によると、Emacs-24.2 を更に Mac 向けにチューンしたものらしい。

現行の emacs-app (Emacs.app) とぶつかる訣でも無さそうなので、 早速インストールして、rsync で Emacs.app の site-lisp 以下をコピーした。 立ち上げてみると、 modeline などという変数はないよ、と言われて、初期化ファイルの読み込みを中止する。 ~/.emcs.d/init.elから、 それを弄っている箇所を全て comment out してやった。 一旦立ち上がったら、lookup から Wanderlust まで一通り動いた。が、DDSKK が動かない(普段は安全牌なので、あまり気にしてなかった。) どうやら DDSKK も modeline 変数ににアクセスしているらしい。

ちょっと嫌な予感がしたが、他の Emacs.app 達と同様、 /usr/local/bin/emacs

#!/bin/sh
/Applications/MacPorts/EmacsMac.app/Contents/MacOS/Emacs "$@"
と書き直して(EmacsMac.app となっている事に注意)、DDSKK の最新版 (-20130210) を、"make && sudo make install" でインストールしたら、何なく動くようになった。

上記の Github にある README にある「特徴」を全部試した訣ではないが(そもそも、 何の事か理解できない事の方が多い)、とりあえず違いが解ったとろは

  1. menu bar が、その icon だけでなく、応答もより Mac らしくなっている。 (実は普段はこれは使っていないのだが。)
    EmacsMac.app の Menu
    Open menu をクリックしたところ
  2. DocView mode で、表示スケールがより適切になっている。 (80 桁の表示幅で、pdf の page がきちんと収まる。)
    EmacsMac.app の DocView
    Keynote の出力から作った PDF を表示してみた
    (分解能も十分)
  3. Wanderlust の summary mode や、HTML mode で、 日本語と英字の underline の間の「ずれ」が解消されている。
  4. Window title が、buffer name から "Emacs@quadra..." のようになっている
  5. Shell command の応答?が、command line に表示されるのではなく、 別のバッファ("*Shell Command Output*")を作って、 そちらに出力される。
2, 5 項を除いて、あまり大きなメリットではないが、 他にデメリットもなさそうなので、しばらくこれを使ってみる事にする。

2013-02-09 (Sat): Windows 8 Pro on Fusion(続き)

こんなもん触っている場合ではないのだが、目の前にアイコンが有るとついつい……

英語キーボード

MS-IME でも SKKFEP でも、とにかく日本語を入力しようとしたら、 キーボードが日本語配列に切り変わる——正確に言うと、 キーボードが日本語配列になったかのようなキーコードが入力される…… という問題が有った。

表示言語を元に戻したり、FEP を抜いたり戻したりしたが、一向に改善できない。

結構ありそうな問題なのに、Google 先生は対応策どころかそれらしい症例も見付けてくれない……。 が、逆のパターン(日本語キーボードが英語キーボードと解釈される) というのは見付かり、その対応策も有った。 つまり、「標準 PS/2 キーボード」のドライバに換えて、「日本語 PS/2 キーボード(106/109 key) をインストールする、というもの。 こちらは、表示が英語で、英語のままにしたいのだから、 既存の Standard PS/2 Keyboard から Standard PS/2 101/102 Keyboard にすれば良い筈……と思ってやったら、うまく行った。 SKKFEP をイネーブルしても、Shift-'2' で、ちゃんと '@' が打てる……。

しかしこれ、考えてみたら、単に標準キーボードの device driver に bug が有るって事ではないか。何でさっさと直さないんだろねぇ。

Cygwin

これは全く動いてくれない。Win8 RP では問題無く動いていたので、ついつい深追いしてしまった……再インストール、 fresh install 等を試したが、全滅。いずれの場合も、インストール途中で「Bash.exe が立ち上がらない」というエラーメッセージが山程出るので、相当酷い事になっているようだ。

OSX の上の Wine + LTspice がちゃんと動いてくれるので、当面どうしても必要という事はないのだが、 いかにも悔しい。

ウイルスソフト

一度、Fusion の上の Windows (XP だったか、Win7 だったか忘れた) をウイルスに感染させてしまった事があるので、これはとっても気になる。 が、Virtual Machine メニューから、Install McAfee Antivirus Plus を選んでも、compatible で無いと言われて、インストールに失敗する。 VMware で情報を得る、というオプションもあるが、 案の定、一般的な Query ページに行くだけで、その先へは行けない。 うーむ、困った。 しかし、まあ、Defender が改善されたらしいので、それに頼る事にする。

フォント

このサイトは、ヒラギノフォントを使っている。で、あろう事か、 そのフォントについては Win8 Pro だと、IE のレンダリングの方が、 Firefox のそれよりまだ見られる……。
Safari on Windows 8 Pro
ヒラギノのレンダリングはやはり Safari がベスト

初めて、Safari for Windows も試したが、 なんとこれが最悪の見栄えとなった。 少々、ショックであったが、 歯車アイコン ⇒ Preferences ⇒ Appearance で、Font smoothing で、Windows Standard とあるのを、 Medium - best for Flat Panel に変更すると、OSX 上のそれに匹敵するような結果が得られた (ったくもう……)

まとめ

と、いう事で、Win8 on Fusion は MS Office 専用機として使う事にする。 (他には使えない!とも言う。)

2013-02-02 (Sat): Windows 8 Pro, 3,300 円!

去年の 9月に、Fusion を 5.0 に上げるついでに、Windows 8 用の VM を作って、その後 CP (Consumer Preview) から RP (Release Preview) に上げたたのだが、(予想通り)それ以降然程触る機会も無かった。 というか、同じ Fusion 上の Windows 7 (こっちは、Office 2007 が載っている) さえ出番はなかった。

なにしろ、純正の Office でないと上手く扱えないようなテンプレートを要求する役所や会社も無かったし (殆んどの文書が手書き:-p)、 何より、Fusion が 5.0 になって、描画が目に見えて遅くなって、 「エクスペリエンス」が劣化してしまったし……

というところに、「一月一杯は Windows 8 が 3,300 円」というメール。 (ちょっと前の 5,000 円より、さらに下がっている。口の悪い 2 チャネラなら「M$ 必死だな」とか言いそうな……)しかし、それでも私は「Lion や Mountain Lion よりまだ高いぞ」と冷くスルーするつもりだった。

そこに降って湧いたのが、某社の「Office コテコテ」のテンプレート。 OpenOffice や Pages では歯も立たない—開くこともできないか、 開けてもまともに表示されない。 「まったくもう」と言いながらも、それでも内心余裕でおもむろに Fusion + Win7 を開くが、件のテンプレートはちゃんと開けるものの、 日本語の入力がままならない。SKKIME のインストールをサボっているのも「とんでも」だが、MS-IME を使おうとしたら、キーボードが強制的に日本語配列になるのだった。 「ったく、何やってたんだかな(自分は)」というボヤキが出るが、 考えてみたら、このシステムは Office ドキュメントの「最後の確認用」にしか使ってなかった。

一方で、Fusion + Win8 RP の方は、 日本語入力他に関してはもっと手は入れているものの、 Office は入っていない(Product Key はあるのに、どこからもダウンロードできないのだった。ったくもう……)

それやこれやで Fusion + Win7 で「ごちゃごちゃ」やるくらいなら、一層のこと、 そっちを Win8 に上げてみようか、となった。 但し、あんまり深入りはせず、素直に Fusion の上で OS のアップグレード(つまりアプリを残して)ができそうな場合だけ、 その先に進もうと固く決心して……。

インストール

しかし、やってみたら「案ずるより産むが易し」で、思ったより簡単だった。 何しろ、例えば仮想ディスクすら作る必要が無い(Fusion などではこの辺で戸惑う事が多かった。)
  1. Fusion + Win7 の上で、MS サイトから、Windows8-UpgradeAssistant.exe を download する。
  2. 同アプリケーションを起動して、「互換性確認」を実行する。デバイス (つまり Fusion が提供する仮想デバイス)や、アプリケーションが、Win8 でも使えるかの確認をしてくれる。(結果的に McAfee のみが、アウトで、他のデバイスやアプリは皆 OK だそうな。)
  3. 同アプリの中から、MS のサイトへ行き、Win 8 を購入。確かに 3,300 円ですんなり買えた。
  4. インストールを開始。 アップグレードのせいか、設定させるところは大してなく、 しかも後で変更できる。(Product Key も要求されなかった。偉いぞ MS :-)
「なんや、もう終ったんかいな、 大したもんやなあ」と思わせてからが結構長いという憾みもあるが、しかし、XP や Win7 とくらべたら格段に進歩しているね。 何よりも、(アプリまで含めて)使えるかどうかを確認してから、 Win8 の購入画面に行くというのが素晴しい。なんか、一皮剥けた感じがするよ、 MS さん。(これが、 シノフスキーさんのクビの理由だったりするのかな。 もしそうなら、バルマーさんではやっぱりジリ貧……)

表示言語設定

それまで、ずっと英語版の Windows を使ってきたのに、Fusion の上の Win7 は日本語版だった。 そもそも、それしか買えず、しかもどうやってもそれを英語版に戻せなかった (どのように設定しても、 起動時に日本語モードに戻るようハードコードされていたようだ。)

しかし、Win8 には上記の「制限」はなくなり、英語表示にはできる。 が、設定 ⇒「言語」で「米国英語」を選べば OK ではなく、その「言語パック」をダウンロードしないといけない (しかも、そのためのボタンが「オプション」の項に隠されている) という、なんだか懐しいような「おちゃめさ」…… なあんて、余裕をこいているが、実は このページを見るまで、どうやって良いか解らず悩んだぞ。

Windows 8 Pro on Fusion
Fusion の上の Windows 8 Pro
しかし、まあ、とりあえず、こんな風に英語表示に変ってくれた。 一部、「共有フォルダ」が日本語のままだが、 これもリンクを張りなおせば直るだろう(こんなところは別に日本語でも良いし。) 但し、これは既に Desktop Object のサイズを 125% にして、 且つ下記の IMEFEP をインストールしてある状態。

FEP

とりあえず、Office で日本語の文章が書けるようにする(他の一切は手をつけない)、 が目標なので、これが今回の山場だろう。

XP で長らく skkime1.5 を使ってきたので、今回も何も考えずにそれを採用しても良かったのだが、 skkime1.5 も SKKIME1.5改も、もう大分前に開発を完了した、という記憶が有った。 なので、その後者の作者が開発中という SKKFEP を試してみる事にした。

インストールは(これも)とても簡単。SKK-JISYO.L のダウンロードまで自動でやってくれる。 おまけに、言語の設定を触らなくても、動くようになっている……素晴しい。

それではと、勇躍文書の作製にかかったが、何と SKK のかな漢字変換が、MS-IME の窓で行われる事がある……ちょっとがっかり。 だが、なんとか文書は作らないといけないので、 少々変態的だがまあ我慢して完成に漕ぎつけた。(「変態動作」の Snapshot を取っておけば良かった。)

しかし、これではツライので、なんとかしなくてはいけないのだが、 XP の時のように、MS-IME を取り払ってしまう、という策を思いついた。 やり方がよく解らなかったが(FEP の扱いが XP のよりかなり解り辛くなっている)日本語環境を remove したら、 何とか所望の動作をするようになった。つまり、in line で変換できるようになった。

ただ、SKKFEP を使う状態になると、何故かキーボード配列が日本語になってしまう。 今のところ、それをどうやっても回避できない……。仕方がないので、 英字を入力する時は、(SKK はそのままで 'l' をタイプするのではなく) Windows(つまり⌘)+ Space で、直接入力(英語)モードに切り換える事にした。 (BasiliskII での四苦八苦を思い出して、なんだか可笑しい。)

おまけ

Windows 8 RP Expired
Win 8 RP はもう使わせない、と

今回の Release Preview を、あわよくばずっと使ってやろう、 という魂胆だったが、そうは MS(問屋)が卸してくれない。 いつからの事が解らないが、Win 8 Pro との差を見ようとして、Win 8 RP を立ち上げたら、こんな表示が出た。 βテストに付き合ったんだから、ちょっとくらいは……、 なんてのは、所詮 MS さんには通じないか。さっきの「一皮剥けたか」は取消し!


2013-01-21(Mon): AquaSKK 復活

昨日 AquaSKK の 4.2 b3 が出た。b1 から三年近く経っての更新で、とっても嬉しい。 とは言え、元々 b1 でも特に問題は無かったので、 実際に何かが改善されたのが嬉しいというより、むしろ t-suwa さんが復帰して下さった事が心強い、という事か。

例によってインストールは簡単。 Sourceforge へ行って、AquaSKK-20130120.dmg(コードサイズが b1 の 2/3 になっている!)をダウンロードして、インストールするだけ。 注意する事と言えば、インストールしたら、自動で reboot される事と、 /Library/InputMethods/AquaSKK.app/Contents/Resources/keymap.conf の設定がディフォルトに戻る事くらい。 これは、元のが keymap.conf.orig に残っているので、それを keymap.conf と rename すれば済む。

fukuda@quadra:~% diff /Library/Input\ Methods/AquaSKK.app/Contents/Resources/keymap.conf*
9c9
< SKK_JMODE		ctrl::j
---
> SKK_JMODE		ctrl::;||ctrl::j    
これは Terminal.app が、C-j を横取りしてしまうので、C-; で代用しようという弥縫策。勿論これは AquaSKK の問題では無くて、Terminal.app の所為である。

もう一つの悩みは、 BasiliskII との干渉。 こちらは、逆に AquaSKK が Command-Space を横取りして、 「ことえり」を keyboard から on/off できない。 BasiliskII と OSX のバージョンの組合せで問題の出方が変わる事を見ても、 AquaSKK の所為でないのは明らかであるが、かなり悩ましい—— HyperCard の field によって、ことえりが勝手に on/off されるので。

Keyboard Shortcut の設定
Keyboard Shortcut の設定
今は、"System Preferences" ⇒ "Keyboard" ⇒ "Keyboard Shortcuts" で、左図のように設定して凌いでいる。 こうやる事で、BasiliskII の中では、⌘Space (Command-Space) で、 その他では、⌥⌘Space (Alt-Command-Space)で、Input Method を切り替える事ができる。 正直、少々面倒臭いが、BasiliskII 以外では、Input Method は常に「AquaSKK 統合」にしておいて、"l" と C-j (もしくは C-;) で切り替える事にしておけば、まあ我慢できる。

あと一つは、あまり再現性が無いのだが、どうかすると、上の図にある "select the previous input source" と "select next source in input method" が uncheck されてしまう事が有った(多分、BasiliskII との干渉だと思うが未確認。)AquaSKK-4.2b3 にしてからまだこの問題が起きていない。


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Taka Fukuda
Last modified: 2014-07-07 (Mon) 19:14:16 JST